「ロウソク集会は文化行事でない」警察がクギ

警察は１７日、争点となっているロウソク集会を「不法夜間集会」と規定づけ、集会及びデモに関する法律を適用し、集会主催者に対し刑事処罰を適用すると発表した。

これに対して市民団体は「納得できない」として、集会を強行する意思を明らかにした。

しかし警察は、道路を占拠しない平和的集会の場合、違法ではあるものの、内々には集会開催自体を禁止したり強制的に解散したりはしない方針であることから、法執行の原則をめぐり、議論が予想される。

警察庁の韓珍熙（ハン・ジンヒ）公報官は１７日、記者懇談会を開き「１６日全国的に行われた集会の内容を分析した結果、文化イベントとは見做し難いとの結論を下した」としたうえで「集会及びデモに関する法律に基づき、集会を主催した当事者らに対し、刑事処罰を適用する」ことを明らかにした。

現行の集会及びデモに関する法律は、特別な場合を除き、日没後に行われるあらゆる集会を違法と規定している。しかし、文化や宗教、スポーツ行事は夜間であっても認められる。

このため「弾劾無効と腐敗政治清算のための汎国民行動」は、１６日から集会の名称を「弾劾無効と腐敗政治一掃のための汎国民大会」から「弾劾無効と腐敗政治清算のための文化の集い」に変更してイベントを続けた。

しかし警察は、１６日に全国的に開かれた集会での発言やスローガン、歌およびチラシの内容を集めた後、１７日午前に崔圻文（チェ・ギムン）警察庁長官主催で開かれた首脳部会議で同様の結論に達したとされる。

これに対し、国民行動は１７日に記者会見を開き「１６日の行事は明らかに文化イベントであり、警察が問題にしている発言やチラシなどは、市民が自発的に用意したものだ」と釈明し「警察の方針に拘わらず、２０までロウソク集会を続ける」ことを明らかにした。

李完培 兪載東 roryrery@donga.com jarrett@donga.com