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[社説] 朴槿惠新任代表、ハンナラ党が生き残る道

[社説] 朴槿惠新任代表、ハンナラ党が生き残る道

Posted March. 23, 2004 23:09,   

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ハンナラ党が昨日、臨時全国党大会で朴槿惠(パク・グンヘ)議員を新任代表に選んで新しい出発を約束した。朴代表は腐敗、守旧イメージから脱し、健全な保守勢力の中心に生まれ変わることを謳いあげた。正しい方向だ。弾劾政局の中で党の支持率が急落したからではない。国民はハンナラ党により本質的な変化を期待しているからだ。それは道徳性の基盤の上で党の実体を確固たるものにすることで、健全かつ合理的な保守の真の代弁者になってほしいということと解釈される。

朴代表は謙虚な自己省察の上で、こうした各課題を実践に移していかなければならない。朴代表は「保守と進歩を超えて経済問題の解決に先頭に立つ実用政党を築く」と語った。朴代表が語った「実用政党」が政争と党利党略で泥沼になった後進的な政党政治の幕を閉じる信号弾になることを期待する。朴正煕(パク・ジョンヒ)元大統領の後ろ楯や地域感情から脱し、自由な真の新しい時代のリーダーにならなければならない。目の前の総選挙も重要だが、国民が信じてついていけるようなビジョンを示さなければならない。

ハンナラ党はより早く変化を模索しなければならなかった。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の失政に甘んじて時代の流れを読み取ることができなかったのが決定的な過ちだった。この1年間取り組んだのは数件の特別検事(特検)と長官解任が全部ではないか。党が沈みかけているにもかかわらず、その原因を検察の大統領選挙資金捜査にだけ求めた。「チャテギ(トラックに不法選挙資金を運ぶ)」イメージさえ脱すれば、支持率はまた上がるだろうと思い込んでいた。こうした誤った判断と傲慢の代価は国民の失望とハンナラ党離れにつながった。

鳥は保守と進歩の両翼で羽ばたく。健全な保守なしには健全な進歩もない。朴代表はそうした期待と役割を忘れてはならない。それが朴代表とハンナラ党に与えられた時代の使命であり責務である。