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サッカーの韓国五輪代表、イエロー・カードの危機

サッカーの韓国五輪代表、イエロー・カードの危機

Posted March. 25, 2004 23:08,   

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「これ以上の警告はだめ!」

24日、アテネ五輪A組予選マレーシアとの遠征試合を勝利で飾って3連勝をマークした韓国五輪サッカー代表チーム。しかし、勝利の喜びもつかの間。警告危機のため、チームの雰囲気は落ち着かない。

マレーシア戦で金致坤(キム・チゴン、ソウル)、曹秉局(チョ・ビョング)、曹宰榛(チョ・ジェジン、以上水原)の3人が警告を受けた。同日、2回の警告を受けた曹宰榛と先月17日のイラン戦で既に警告を受けていた金致坤は警告数が累積して、4月14日のマレーシア戦に出場できなくなった。

五輪代表チームの金鎬坤(キム・ホゴン)監督(53)は、「金致坤がすでに警告1回を受けた状態で、今度また警告を受けてマレーシアとのホーム試合に出場できなくなったのはかえって幸いだ」と話した。しかし、2ゴール、1アシストで波に乗っている曹宰榛がいっぺんに2回の警告を受けて抜けるのは衝撃だ。

韓国は先月3日の中国戦で朴容昊(パク・ヨンホ、ソウル)、先月17日のイラン戦では崔成国(チェ・ソングク、蔚山)、金東進(キム・ドンジン、ソウル)、金致坤がそれぞれ警告を受けた。このため、金監督は心の中でマレーシア戦で警告を受けるにしても、すでに警告を1回受けている選手が受けてほしかった。比較的に弱いチームのマレーシアとのホーム試合では、彼らが抜けても勝てると思ったからだ。そうした場合、彼らは次の相手である中国との試合に気軽く出場できる。ところが、結果的には崔成国、朴容昊、金東進は警告を受けず、曹宰榛が2回の警告でレッドカードを受けて退場させられてしまった。

金監督は、「これからの試合では絶対警告を受けないようにしろという特命を出した。マレーシア戦までは時間があるから、攻守のカギである曹宰榛と金致坤に代わる選手を探してみる」と話した。

韓国は4月14日にマレーシアとホーム試合、5月1日には中国との遠征試合を行って、5月12日にイランとの最終戦をホーム試合で戦う。韓国は3勝(勝ち点9)でイラン(1勝1敗、勝ち点3)と中国(1引き分け1敗、勝ち点1)、マレーシア(1引き分け2敗、勝ち点1)を引き離してA組のトップを走っている。

しかし、韓国より1試合少ないイランと中国の今後の試合結果によって、五輪本選出場権を確保できる1位の座が不透明になる可能性もある。このため、中国とイラン戦では警告による戦力の空白なしに「ベスト11」が揃って出場しなければならない状況。一方、五輪代表チームは26日帰国して解散した後、4月4日再召集されて、6日にソウルワールドカップ(W杯)競技場で行なわれるイラクとの親善試合に臨む。



權純一  stt77@donga.com