Go to contents

中国に「韓国行き容認」を要請 ハンスト脱北者問題で韓国政府

中国に「韓国行き容認」を要請 ハンスト脱北者問題で韓国政府

Posted March. 25, 2004 23:08,   

한국어

韓国政府は中国吉林省図們の安山収容所内でハンガーストライキを行っている北朝鮮脱出者らと関連し、中国政府に真相調査とともに、人道的なレベルから、カン・ウンミ(25・女)、パク・イルマン(38)などハンスト中の北朝鮮脱出者7人を韓国に送還するよう要請した。

中国の韓国大使館当局者は「カン氏らの送還を目標に、中国側と持続的な交渉を繰り広げている」とし「時期ははっきり言えないものの、前例から考えて、彼らの韓国行きの可能性について前向きに考えている」と述べた。外交通商部(外交部)当局者は「まだ事件の情況を確認中であり、カン氏らはすでにハンストを中止したと聞いている」と話した。

こうしたなか、北朝鮮脱出者7人のうち金スンジョン氏(21、女)は、残り6人とは別途に、すでに1ヵ月前から安山収容所に収監されており、北朝鮮に送還されたとの情報もある。彼らの北朝鮮脱出を助けた北朝鮮脱出者支援団体「ドゥリハナ宣教会」のチョン・ギウォン伝導師は「金さんは先月、広西省壮族自治区南寧市で逮捕された直後、即時安山収容所に移送されており、すでに北朝鮮に送還されたとの情報がある」とし「現地の非公式チャンネルを通じて、金さんの行方を追跡中」だと伝えた。

一方、同様の動きが報道された後、各国際人権団体も介入の意思を表明していて、事態は国際問題に発展しつつある。カン氏ら北朝鮮脱出者7人は韓国行きを目標に先月11日、南寧市で違法なベトナム入りを図ったところを逮捕され、安山収容所に移送された後、韓国行きを求め、ハンストを続けてきた。

一緒に収監された北朝鮮脱出者およそ100人もこれに同調し、ハンストに加わっているものとされる。



金正眼 credo@donga.com