大統領弾劾案可決の無効を掲げ、13日から始まったたロウソク集会が、27日に幕を降ろした。
15日間全国的に延べ150万人以上が集まった今度のロウソク集会は平和的に行われ、新しい集会文化を切り開いたという評価を受けた。
特に、1987年「6・10抗争(87年6月10日に大統領直接選挙実施のために行った汎国民行動)」以来の最大規模の集会と記録されており、これによって弾劾案可決に対する否定的な世論を確認してくれたという意味もある。
しかし、集会の適法性をめぐる攻防とともに保守団体の対抗集会、選管の不許可方針、主催側に対する逮捕令状の請求などで社会的な論争が相次いでおり、市民の国政参加、集会とデモ制限など多様な話題を残した。
その過程で、このような形の集会が、果して代議民主主義を実現するのに適するかという疑問を提起する見解も少なくなかった。
ロウソク集会が始まったのは国会で弾劾案が可決された翌日の13日。550余りの市民団体で構成された「弾劾無効・腐敗政治清算のための汎国民行動」は同日からソウル鍾路区(チョンノグ)大韓教育保険ビルの周辺でロウソク集会を始めた。そして週末の20日にはソウル13万人(警察推算)を含めて全国的に100万個以上のロウソクが灯された。
この過程で、警察がロウソク集会を不法と規定するなどの論争が起きるや、主催側は文化行事に集会方式を変えたりしたが、内容面では依然として政治色を帯びた。
弾劾案可決を支持する保守団体の対抗集会も同様だった。このために国論分裂の様相が街頭に移され現われることで、韓国社会の現段階を明確に見せてくれた。さらに多くの市民が自発的に参加したものの、総選挙を控えている時点でロウソク集会が政治的に利用される可能性があるとの憂慮の声が高かったのも事実だ。
吉鎭均 leon@donga.com