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放送委員会、「テレビの弾劾放送、公正さに欠く」

放送委員会、「テレビの弾劾放送、公正さに欠く」

Posted March. 31, 2004 23:03,   

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放送委員会はKBSとMBCの「弾劾関連放送」が公正性を欠いていたと判定した。放送委員会の報道教養第1審議委員会(委員長、南勝子)は31日、「憲法裁判所の弾劾審理の結果に影響を与えかねない内容を放送するときは慎重を期し、放送のあらゆる面で公正さと客観性が維持できるように」と、KBSとMBCなど地上派放送局3社に対して「勧告」措置を決めた。

報道教養第1審議委は、先月12日に統領弾劾訴追案が可決されてから15日まで、放送局3社が流した「弾劾関連放送」を検討した上で、KBS第1テレビが15日報道した「ニュース9」の世論調査の報じ方など四つの番組に問題があると指摘した。

このほか、指摘を受けた番組は、KBS第2テレビの「生放送、世の中の朝」の1コーナーである「ベ・チルスの世間話、国会議員の王国、議事堂の戦い編」(3月15日放送)、MBC「ニュースデスク」の「行政首都、もたつく」(3月12日)、「弾劾は間違い77%」(3月15日)の報道だ。

KBS第1テレビの「ニュース9」は15日、世論調査結果の放送の際「弾劾訴追案が憲法裁判所で棄却されるはずだという展望が圧倒的だった」と報道し、KBS2の「ベ・チルスの世間話」コーナーは弾劾案をめぐっての議員たちのもみ合いを猛獣の戦いに比喩した。

MBCの「ニュースデスク」は12日、「行政首都もたつく」をいう副題で「(弾劾事態によって)盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が一番積極的に進めてきた新行政首都の建設計画に差し支えが生じるようになった」と報道した。「ニュースデスク」はまた15日、「野党が提示した大統領の選挙法違反や側近による不正などは弾劾事由にならないという意見が66.5%」、「憲法裁判所は総選挙前に決定すべきだという意見が60.8%だ」など、憲裁の決定に影響を与えかねない内容を報道した。

放送委員会は地上派放送局3社の「弾劾放送」の不公正さをめぐる議論に対しては、韓国言論学会(会長、朴明珍)に分析を依頼しており、15日以後放送された個別番組に対しては定期的に審議を続けていくと述べた。



李珍暎 ecolee@donga.com