教育放送(EBS)のインターネット大学修学能力(修能)試験講座が1日午前2時33分頃から始まったが、懸念されていた「接続大混乱」は起きなかった。
同日、初講座が深夜時間帯に始まったため、動画講義の最大同時接続者数は2000人を下回り、ダウンロード同時接続者数も1時間あたり2000人あまりに過ぎなかった。したがって、EBSのインターネットサイトであるEBSiに数万人が同時接続してサイトがダウンする恐れがあるという当初の憂慮は一応は外れた。
しかし、一部地域では1日午前、接続者が殺到して、会員加入が遅延するなどの不便があった。
▲大混乱は起きなかった〓EBSはEBSi接続者が同日午前10時半頃、1万4000人あまりで最大値を見せたと発表した。EBSiには同時に20万人まで接続することができる。
10万人が同時に利用できる動画講義の最大接続者数は1日午前10時、1439人だった。動画講義ダウンロードの最大接続者数は午後1〜2時まで、2078人だった。午後3時現在、会員加入者は6万4050人。
EBSの関係者は、「午前に講座が始まって需要が分散されたため、別に問題は発生しなかった。韓国通信とデイコム、ハナロ通信、KNIX、ドゥルーネットなどインターネット網も異常無しだった」と言った。
しかし、高校2年生の母親である李ユンギョンさん(44・女)は、「子供が1日午前1時まで会員登録を試みたが失敗し、昼の時間に子供の代わりに講義をダウンロードした」と言うなど、一部加入者が不便を被ったケースもあった。
▲落ち着いた雰囲気〓学生と学父母は一応、EBSの講座を詳しく見てみた後、利用方法などを決めるという反応をみせた。
高校3年生の母親チョン・ゲスクさん(44・女)は、「EBS講座に対する情報が足りないので、一応は見てみるつもりだ。EBS講座の質がインターネット塾よりましなら、インターネット塾をやめるつもりだが、まだわからない」と言った。
ソウルK高3年生のチョン君(17)は、「放送やインターネット動画講義は見ないつもりでいる。教材だけ買って自習するか、塾で放送内容を整理してくれる講座を聞く」と言った。
同日、EBSiは初・高級対象言語領域2講座4編と、科学探求4編、第2外国語4編など合わせて11編だけを放送した。2月から、EBSプラス1チャンネルで放送された中級講座と高校1、2年生対象講座の総265編も一緒に載せられた。
▲慌ただしい一線学校と塾〓EBS講座を自由・補充授業に活用しようとする一線学校は、動画講義をダウンロードして、設備を点検するため、慌ただしい一日を送った。
ソウル・キョンボク高の李オクグン研究部長は、「学校のサーバーにダウンロードしてプログラムを保存した。早いうちに学校のホームページで学生らがこれをダウンロードできるようにする計画だ」と言った。
塾や予備校もEBS講座に対する受験生の反応を把握するなど、対応策を立てるため、忙しい一日だった。