第17代総選挙の候補者登録が1日、全国の市・郡・区の選挙管理委員会で一斉に締め切られた。
これで各候補は2日から14日の夜12時までの13日間、公式的な選挙運動に突入する。また9、10日の不在者投票に続き、15日午前6時から午後6時まで全国1万3000余りの投票所で投票が行われる。有権者数は計3560万6832人だ。
選管の集計では1日午後4時10分現在、全国243の選挙区で872人が登録を終え、全国平均3.6倍の競争率を見せている。
しかし、午後に入って候補者が登録に選管に押しかけたため、地方区の最終競争率は5倍前後に達するものと予想される。
地域別には、忠清南道(チュンチョンナムド)が、10の選挙区に51人が登録し5.1倍で最も競争率が高かった。このほか、△ソウル=162人(3.4倍)△釜山(プサン)=70人(3.9倍)△大邱(テグ)=50人(4.2倍)△光州(クァンジュ)=28人(4.0倍)△京畿道(キョンギド)=142人(2.9倍)△全羅北道(チョンラプクド)=46人(4.2倍)△慶尚北道(キョンサンナムド)=60人(4.0倍)などだった。
年令別には、40代=39.1%(341人)、30代=12.8%(112人)、20代=0.7%(6人)で、40代以下が52.6%を占めて世代交代が目立った。
また財産、兵役、納税、前科などの候補者の申告内容で、不動産投機や財産の縮小・記載漏れ・隠ぺい疑惑などが多く指摘され、選挙戦で争点に浮上するものと見られる。特に、同日登録した候補者のうち20人が、ここ5年間で税金を一銭も納めていなかいことが確認された。
ソウルで出馬したある候補は、市内に夫人所有の家を10軒余り保有していることが確認されており、ソウルの別の候補は江南(カンナム)に所有している33、45坪マンションを基準時価にも及ばない1億2000万ウォン、2億4000万ウォンで記載した。忠南地域から出馬した無所属の候補は林野などを含めて全財産が22億7900万ウォンだと届け出たが、5年間の納税額は1万4000ウォンに過ぎなかった。
また、政治事件などで前科がある候補者も全体の20%に上った。
尹永燦 yyc11@donga.com