ヨルリン・ウリ党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)議長が、60代以上の高齢者層有権者の投票権を卑下する発言をし、波紋が広がっている。
鄭議長は先月26日、大邱(テグ)グランドホテルで行なわれた国民(ククミン)日報の総選挙記者団VJチームとのインタビューで、「(今回の総選挙で)60代以上70代は投票しなくてもいい。(投票日は)家で休んでいい」と述べた。
鄭議長は、「政治に無関心な若い有権者にひとこと言ってほしい」という質問に、「ロウソク集会の中心に若者がいた。未来は20代と30代の舞台だ」と述べ、「さらに一歩進んで考えれば、彼ら(60、70代)は舞台から退場する人だから、その人たちが未来を決める必要はない」と話した。
鄭議長の発言が報じられた1日、マスコミ各社のインターネットサイトには非難の声が殺到し、経済正義実践市民連合などの一部市民団体も、「慎重を欠いた発言」として謝罪を要求した。
同日、慶尚道(キョンサンド)地域を訪れた鄭議長は、波紋が広がると、朴映宣(パク・ヨンソン)スポークスマンを通じて、「20、30代の有権者は政治的関心は高いが投票しない傾向があるので、投票を勧める次元で話した」と述べ、「私の話で誤解が生じたり、不快に思った方がいたら、お詫びする」と謝罪した。
尹永燦 李勳 yyc11@donga.com dreamland@donga.com