第17代総選挙を3日後に控え、今回の選挙の最大激戦地とされるソウルと釜山(プサン)、蔚山(ウルサン)、慶尚南道(キョンサンナムド)地域で、ハンナラ党とヨルリン・ウリ党が熾烈な接線を繰り広げるなど、二つの地域で競合していることがわかった。
このため総選挙の結果も、両地域の最終勝負がどのように分かれるかによって決定する見通しだ。
各政党の独自の状況分析と本紙が世論調査専門家の見解を総合して分析したところ、地方区243議席のうち89議席(ソウル48議席、釜山・蔚山・慶南41議席)を占める両地域で、優劣分け難い競合の様相を見せている。
大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンプクト)地域の場合、すでにハンナラ党の優勢となったが、忠清(チュンチョン)地域は依然としてウリ党が勢いを見せていることがわかった。
また民主労働党の政党支持率が急上昇し、現在の勢いなら、地方区2、3議席を含む10議席以上を占めるものと見られ、民主党も光州(クァンジュ)・全羅南道(チョンラナムド)地域を中心に早い速度の支持率回復現象が現われるなど、総選挙終盤での大きな変数になる見こみだ。
一方、本紙が10日、世論調査専門機関であるコリア・リサーチセンター(KRC)に依頼して全国の有権者1030人を対象に実施した電話世論調査の結果、ここ1週間で、4人のうち1人が支持候補や政党を変えたことが分かった。
また有権者のうち、78.8%が「必ず投票する」と回答し、3人に2人(66.2%)は、どの候補に投票するか決めたと答えた。
今回の総選挙から新たに導入する「1人2投票制」に対しては、78.2%が分かっていると答えた。
今回の調査は、地域別有権者の割合によって、性別・年令別に回答者を分けて抽出調査し、標本誤差は95%の信頼水準で±3.1%だ。
尹永燦 yyc11@donga.com sunny60@donga.com