リビアは、北朝鮮とのあらゆる軍事的な取引を断ち、現在保有しているスカッドBミサイルを改造、射程を短縮することにした。
ニューヨークタイムズは11日、米国と英国の関係官僚が、先週末英国のロンドンとリビアのトリポリで行われた会談の結果を伝える過程でこのように述べ「リビアは、このような方針を公に宣言するだろう」と語ったと報じた。
同新聞は、リビアが北朝鮮との(兵器)取引を公開のうちに放棄し、射程300km、1000kgの弾頭を装着できるスカッドBミサイルを廃棄するか、防衛用短距離ミサイルへの改造を求める米国と英国の要求を受入れたと伝えた。
米国は、リビアのこうした動きが、昨年12月に発表した大量破壊兵器(WMD)放棄の方針を、誠実に履行するとの意思を表したものだと評価した。
リビアは、北朝鮮から密かに購入した射程800kmのスカッドCミサイルおよび核兵器、生物化学兵器関連の物資と装備を分解、先月米国側に引渡している。
金影植 spear@donga.com