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[社説]理性の1票を行使しよう

Posted April. 14, 2004 22:03,   

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17代総選挙の選挙日だ。299人の国会議員を選ぶ、今日は古い政治を放逐して新しい政治の枠組みを用意しなければならない重要な日だ。今日有権者は投票場へ行くことを最優先の課題にしなければならない。選挙日が臨時祝日になっているのは欠かさず投票しなさいという意味であって、遊びに行きなさいというわけではない。

一部では選ぶに値する候補がいないと言う。棄権も意思表示と主張する。しかし勘違いだ。選挙というのは最善がなければ次善でも選ぶ選別過程だ。投票率が低ければ民意と違う結果が出て、代議民主主義の代表性が歪曲する可能性もある。

与野党構図の変化、進歩政党の出現など新しい政治の地殻変動を予告しているという点で、今度の総選挙の意味は大きい。しかし、弾劾賛否をめぐるブームに続き、「朴(パク)風」「秋(チュ)風」「老(ノ)風」に荒されて、人物と政策対決という総選挙本来の意味が大きく損なわれた。蘇ったような地域主義情緒に涙、断食、坊主頭、三歩一拜など感性イベントも特に多かった。

今日投票場に向かう有権者はそのような感性政治に理性が鈍っているのではないか振りかえってみる必要がある。それで何が本当に国を考える道なのかをよく考えなければならない。

今度の総選挙は1人2票制だ。地方区候補の場合、誰が地域と国、政治発展のために必要な人物なのかをよく考えてみなければならない。選管が家庭に送った財産、前科、納税、兵役など候補者の身の上情報をもう一度よく見るのも一つの方法だ。

比例代表を選ぶ政党投票の場合、各政党の過去と現在に基づいて未来のビジョンを察して、愼重に選択しなければならない。そうするためには各政党の政策と実現可能性をきめ細かく比較・分析してみなければならない。理性の1票を行使してこそ国の未来がある。