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問題となっているLGの監督交替

Posted April. 15, 2004 23:05,   

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プロバスケットチームLGの監督交替が問題となっている。

シーズンが終わった後は、一部チーム指導者が変わるのはあたり前のことだ。しかし、LGだけが問題となっているのは、キム・テファン監督の交替の理由が明確でないからだ。

監督交替の理由は大きく2つある。成績がよくなかったり、契約期間が満了した時だ。しかし、金監督はこれまで4年間、LGをリードし、年毎ベスト4進出以上の成績をおさめてきた。LGのイ・ヨンホ団長は「成績に対する問責ではなく、優勝のためには、雰囲気を変える必要があった」と話したが、どうも釈然としない。なぜかというと、金監督の契約期間がまだ1年も残っているからだ。

さらに理解し難いのは、後任の監督として、ここ1年間、金監督を補佐したパク・ジョンチョンコーチを任命した点だ。バスケットボールで監督とコーチは運命共同体だ。監督が優勝に対する責任を負うなら、コーチも当然その責任を分かたなければならない。

LGは昨年、最初、朴コーチをLGのコーチとして選任する時も金監督には何も言わず、一方的に通告したと伝えられている。状況がこうだから2人の関係もうまくいくはずがない。 シーズン中にはコーチが監督の意図とは関係のない戦術を選手に注文したといううわさが出回り、真相調査までされた。このため、朴コーチが金監督に長文の謝罪の手紙まで書いたという。

スポーツの核心はチームワークだ。LG球団側の不協和音を選手らも知っているはずだ。新しい監督となった朴コーチはお祝いの代わりに、一緒にチームを指導してきた先輩を追い出して監督になったという非難を受けるようになった。こういう雰囲気の中で監督になり、果たして今後選手らを指導できるのか疑問だ。実際、朴コーチは監督に任命された14日、同じ大学出身の体育関係者会合に参加したが、かえって戸惑っている様子だった。

縁故地の昌原(チャンウォン)では観客動員力1位を誇るLG。しかし、今シーズンは各種のうわさとプレーオフ誤審問題でひんしゅく買ったのに続き、今回は、コーチングスタッフの人選でも非難されている。

監督の座からしりぞかされた金監督も、指導者の花とも言われるプロチームの監督になった朴コーチも大きく傷つけられた。「人事が万事」だという言葉を思い出す。