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火をあおる抑え役

Posted April. 16, 2004 22:48,   

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足元の火を消せと送り込んだのに、むしろ油を注いだ。

プロ野球LGの李順迵(イ・スンチョル)監督は15日、大邱(テグ)競技場の三星(サムスン)戦で5対2でリードしていた9回裏、チン・ピルチュンを抑えとしてマウンドに送り込み、地団駄を踏んだ。四球に安打、エラーまで重なり2死満塁としてしまったのだ。チン・ピルチュンが三星のチョ・トンチャンをセンターフライに打ち取り、やっと李監督は安堵することができた。

今季のセーブ王に挑戦するチン・ピルチュンは5試合で3セーブをあげているが、6イニングを被安打9の2失点(防御率3.00)で、二度も救援に失敗し不安な様子を見せている。

それでもチンはましだ。SKの李尚勳(イ・サンフン)と三星の林昌龍(イム・チャンヨン)らの「火消し役」はさらに情けない。

LGに所属していた97年、「セーブ王」に輝いた李尚勲は、新しいチームに移ってからの4試合で1セーブ(2敗)の不本意な成績。4回と3分の1で被安打6(ソロホームランを含む)の7失点で防御率はなんと14.54。6日のハンファ戦では6対3でリードしていた9回裏で登板し、連続3本の二塁打で崩され、最後は2点ホームランを打たれて降板。

先発からリリーフに回った林昌龍も足元がおぼつかないのは同じだ。6日の起亜(キア)戦で3対1でリードしている8回にマウンドに上がり、2回を被5安打5の2失点で敗戦投手となった。10日のハンファ戦でも7対6だった9回裏に同点安打を許し、チームの勝利を逃した。3試合5イニングを被安打8(ソロホームランを含む)の4失点で防御率5.40。1敗をなめただけで、いまだにセーブをあげられずにいる。

一方、現代(ヒョンデ)のチョ・ヨンジュンは6試合全てでチームのリードを守り、6セーブと完璧な抑えを見せた。7回3分の1を無失点で防御率は「0」。起亜のシン・ヨンウンも13日から始まったSKとの遠征3連戦で3連続セーブを記録し、チームを盛り上げた。締めなくして勝利を飾ることはできない。だから安定した抑えはチームの成績に直結する。



金鍾錫 kjs0123@donga.com