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「これからは民生だ」

Posted April. 16, 2004 22:56,   

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△「国会は本来の責務を果たしてほしい」〓両極化する保革市民団体を始め、市民や学者らも、「第17代国会は本分を忘れないでほしい」と口をそろえて求めた。

主婦のチョン・ユレさん(42・ソウル市銅雀区鷺梁津洞)は、「小学校5年の息子が国会を見て、『ここがおじさんたちが喧嘩するところか』と言うのを聞いたことがある。国会議員は靴を投げあいながら争う姿を二度と見せないでほしい」と言った。会社員の李ナムフンさん(31)は、「第16代国会での与野党の激突はほとんどが利益争いだった。争うなら生産的で成熟した目標のために争ってほしい」と言った。

会社員の金ブギョンさん(25・女)は、「与大野小国会で盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権がどのように国政を運営して行くのかに関心がある。勝利だと思わずに、国民のための政治をしなければならないだろう」と話した。

金起式(キム・キシク)参与連帯事務所長は、「これからは政争は国会の外でして、国会内では国会がすべきことをしてほしい。議員は、国民が憲法の付与した義務を忠実に遂行してほしいという心で選んだことを肝に銘じてほしい」と述べた。

徐鎭英(ソ・ジンヨン)高麗(コリョ)大政治外交学科教授は、「今回の選挙は盧大統領やヨルリンウリ党にとって機会であると同時に負担だ。国民の信頼を得て本格的な試験台に上がったのだから、『コード政治』よりは包容と共存の政治を繰り広げるよう期待する」と話した。

金晧起(キム・ホギ)延世(ヨンセ)大社会学科教授は、「国会はいままで、国家ビジョンの提示と葛藤調整という本来の役目に未熟であった。第17代国会は統合と共存のリーダーシップで、階層間・世代間・地域間に深まった葛藤を解消してほしい」と望んだ。

△「豊かな人々の多い国を・・・」〓果物屋の金ヨンスさん(49)は、「景気が日増しに悪くなり、暮しはますます悪化している。政争だけでなく、国民が豊かに暮らせるような対策を立ててほしい」と語った。会社員のウォン・ジョングクさん(33)は、「働き口が多くなって若者が元気に生きて行けるようにしてほしい」と話した。

金龍澤(キム・ヨンテク)詩人(56・全羅北道任實郡徳治小学校教師)は、「今回も地域主義から脱することができず、恥ずかしくてたまらない。第17代国会では、各政党が保守なら保守、進歩なら進歩の色がはっきりした政策を立てて、有権者がそれを見て選択できるようにしなければならない」と話した。

靴修繕屋の金ヒボンさん(45)は、「大学生と高校生の2人の娘に年間約1200万ウォンがかかる。庶民は子供達が大きくなるのも怖い。庶民の本当の事情もよくわかってほしい」と望んだ。

「正しい社会のための市民会議」のチョ・ジュングン事務局長は、「一日も早く分裂した国論を統合し、国民が安心して生業に携われるようにしてほしい」と話した。

朴源卓(パク・ウォンタク)徳誠(トクソン)女大政治学科教授は、「与党は奢らず、一人でも豊かに暮らせる人が多い社会を作るのに力を尽くしてほしい。分配も重要だが、韓国社会が現在求めているのは、豊かな人々の数を増やすことだ」と指摘した。

△「期待半分憂慮半分」〓進歩政党である民主労働党(民労党)の初の院内進出に対しては、期待と心配が共存している。

金賢均(キム・ヒョンギュン)ソウル大スペイン語スペイン文学科教授は、「これまで、進歩的な声を出すことができなかった国会で、民労党が肯定的な役目をすると期待している。多様な声が国会に伝えられる通路になって、疏外された人々を代弁する政党になってほしい」と話した。

交通指導ボランティアの李ジョンスさん(43)、「民労党の進出は相当刺激的なことだと思うが、まずは支持層確保に気を使わなければならないと思う」と指摘した。

一方、与党の院内過半数議席確保については、現政権の改革作業の加速化に期待をかけるとの意見と、独走が懸念されるとの見解が対立した。

会社員のイム・ソヨンさん(38・女)は、「与党が安定議席を確保し、今後の政局が安定し、改革に力を尽くせると思う」と語った。一方、会社員のユン・ソヨンさん(30・女)は、「過半を占めた与党が、国政を思うがままにしないか心配だ」と話した。



趙梨榮 丁陽煥 lycho@donga.com ray@donga.com