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パワー・ワォーキング…歩くことが脂肪を減らす

パワー・ワォーキング…歩くことが脂肪を減らす

Posted April. 18, 2004 22:56,   

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▲歩くか走るか〓力は、質量と加速度の大きさに比例する。この運動法則は、歩くことと走ることにも適用される。

走る場合、速度が早いうえに両足が空中に浮かんでは地につくため、体重の3〜4倍に達する衝撃が下半身に加わる。関節と筋肉に無理が加わるのは当然だ。ゆっくり走ったとしても同様である。

もちろん走ることは、心肺持久力の強化に効果的だ。しかし足で蹴って空中に浮かぶためエネルギー消耗の多いことは弱点だ。

一方歩くことは、時計の振り子のように足が動きながら加速度が生まれるため、少ないエネルギーで長く運動できる。すべての年齢層に適用できる安全性も、歩くことの長所だ。

走ることが歩くことより、カロリー消費量で2倍ほど多い。しかし、体脂肪消耗量は大きな差がない。たとえば、体重60kgの男性の場合、30分間早く歩けば、142Cal、走れば250Cal消耗する。しかし、体脂肪消耗量は、それぞれ71Cal、82.5Cal程度だ。

ならば、どうやって歩けばいいのか。やたらに歩けば、すねと足の裏が痛くなる。とぼとぼ歩いた時や硬い地面を長時間歩いた時に主に発生する。休息が「薬」である。歯を食いしばって歩けば、大きな怪我につながる。

初心者は、遅い速度で始め、時速6〜6.5kmになるまで速度をあげるのがいい。毎日歩くのが大切だ。始める前後に必ず5分以上ストレッチをする。ランニングシューズはたいてい寿命が約800kmである点を考慮して、頻繁に交換しなければならない。

▲1万歩歩くか、速く歩くか〓ウェルビーング(Well Being)熱風で、1日1万歩を歩く人々が増えている。しかし専門家たちは、1日に1万歩歩いても、速度が遅ければ心臓と肺機能向上には別に効果がないという。心臓を刺激するには、脈拍が普段より50%以上激しくなる程度、つまり30分間に3km以上歩かなければならないという。

いわゆる「パワー・ウォーキング」は、名前は違うだけで速く歩くことと同様だ。普通、時速6.4〜8.0kmで急歩や強歩に近い。ただ腕をもっと勢いよく振るのが少し違う。視線を15m前方に置く。ひじはL字またはV字に少し曲げて歩く。背の高さから100cmを引いた程度の歩幅で素早く動くのがポイントだ。呼吸は鼻から吸って口から吐き出す。

歩くことの中でも、最も速い競歩は走るのと速度が似ている。しかし、尻や膝、足首の関節を痛めやすく、一般人には無理である。

1万歩を歩くことは、肥満解消にはいい。活動量を増やして、カロリーを消費するためだ。普通成人の一日のカロリー摂取量は、2500〜3000Cal。このうち300〜400Calは体に残る。1万歩、つまり7〜8kmを歩けば、この余分のカロリーが消耗できる。

米国マサチューセッツ医大の研究結果、毎週4回、45分以上歩いた時、体重が8.2kg減ることが明かになった。歩くことが脂肪を減らすのだ。

(協力〓大韓徒歩協会のユン・バンブ会長、三星ソウル病院スポーツクリニックの朴ウォンハ教授、ソウル峨山病院スポーツクリニックのジン・ヨンス教授)



金相勳 corekim@donga.com