トルコ「韓国のイラク増派に情報・兵站支援の用意」

アブドラギュルトルコ外務長官は１９日（現地時間）韓国のイラク・クルド派兵と関連し「どこに派兵しようが、まったく問題ない」とし「韓国が願いさえすれば、情報と兵站支援を行う用意がある」と述べた。

政府はクルド地域に派兵した場合、クルド族問題を抱えているトルコの反発を憂慮してきたが、トルコが理解を示してきたのだ。

ギュル長官は同日、トルコを訪問している潘基文（パン・ギムン）外交通商部長官と共同記者会見を持ち「韓国政府がイラクへの増派を通じ、所期の目的を達成してほしい」と、このように述べた。

１９５７年両国が国交樹立以来はじめてトルコを公式訪問した潘長官は「韓国の増派予定地域は、アルビルまたはスライマニアだが、（クルド族が集中居住する）地域の特性から一部から憂慮する声が出ている」と、トルコ政府の理解と協力を呼びかけた。

一方、ギュル長官は「両国の経済関係でもっとも大きな問題は貿易逆調」とし、昨年の基準で韓国のトルコ向け輸出額は、１３億７４００億ドルであるのに対し、輸入額は７８００万ドルに過ぎないと問題を提起した。

潘長官は２０日、アフメト・ネジュデット・セゼルトルコ大統領を表敬訪問し、２１日ギリシャ入りする予定だ。