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北朝鮮で爆発事故、死者54人 国際赤十字社

北朝鮮で爆発事故、死者54人 国際赤十字社

Posted April. 23, 2004 22:39,   

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北朝鮮の龍川(ヨンチョン)駅で22日正午頃、爆発事故が起き、少なくとも54人が死亡、負傷者は1249人にのぼると中国北京の国際赤十字社関係者が23日、明らかにした。また、駅舎を中心に半径500m以内の建物は大部分破壊されたという。北朝鮮は国際赤十字社と中国に緊急支援を要請した。

事故当時、龍川駅には多くの職員と乗客がおり、周辺建物の崩壊による被害者まで合わせれば、時間が経つにつれ死傷者はさらに増えるだろうと、事故現場を目撃して中国国境都市の丹東に入った現地消息筋が23日伝えた。

駅舎を中心に半径500m内にある龍川中学校、保衛部の建物など4棟の建物が全壊し、4〜5階建て規模のアパートも一部崩壊したという。

事故原因についてある消息筋は、前日強く吹きつけた風で切れた電線が、線路の外側に停車していたLPガスの貨物列車に触れたため、スパークを起こして爆発したものとみられると話した。

これと関連して中国官営新華社通信は、平壌(ピョンヤン)駐在の中国大使館関係者の話として、列車に積まれていた窒酸アンモニウムが漏れたために起きたと報じた。

丹東に住む消息筋は「北朝鮮当局は金正日(キム・ジョンイル)総書記が中国訪問を終えて平壌に帰国する前に特別列車が通る線路上の爆発物とガス貨物車などをすべて移動させた」とし「事故は金総書記が龍川駅を通過した後、移動した車両を再び線路に戻す過程で起きた」と伝えた。

同筋は「事故直後の22日夕方、多くの車両が医薬品を積んで丹東から新義州(シンウィジュ)に向かっており、23日朝には救急車2台が北朝鮮に向かうのが目撃された」と話した。

新華社通信は「爆発の事故で中国人2人が死亡、12人が負傷したことが確認された」と配信した。

リチャード・バウチャー米国務省報道官は22日の定例ブリーフィングで「北朝鮮の列車爆発事故に関する報道を注視している」とし「われわれはいつでも北朝鮮の住民を人道主義的側面から支援する用意がある」としており、オーストラリア政府も支援意思を明らかにした。



黃有成 金影植 yshwang@donga.com spear@donga.com