政府は平安北道龍川(ピョンアンブクト・ヨンチョン)駅の列車爆発事故で苦しんでいる北朝鮮住民に100万ドル相当の第1回救護品を28日送る予定だ。
政府は25日、ソウル政府中央庁舎で崔慶洙(チェ・キョンジュ)国務調整室首席調整官が、統一部、外交通商部(外交部)など関係省庁の局長が参加したなかで「龍川災害対策実務企画団」会議を開き、このような内容の緊急救護対策と詳細計画を固めた。
政府の関係者は、「28日に仁川から北朝鮮・南浦(ナンポ)に出発する予定の大韓赤十字社医薬品支援輸送船を利用して救護品を送る方策を検討している」としながら、「しかし、北朝鮮側が救護品の陸路輸送を受諾した場合、支援の時期が早くなる可能性もある」と明らかにした。
会議ではまた、20〜25人規模の応急医療支援チームと病院船を派遣する方策、さらに龍川地域の復旧を支援する方策も北朝鮮側と協議することにした。政府は早ければ26日の午後、板門店(パンムンジョム)での連絡官接触を通じて北朝鮮側に分野別詳細支援計画を伝える予定だ。
これに先立ち24日、高建(コ・ゴン)大統領権限代行は、「龍川災害対策関係長官会議」を緊急招集し、対北朝鮮直接支援以外に対北朝鮮支援活動を行っている世界保健機構(WHO)に20万ドルを支援することを決めた。
外交部当局者は「20万ドル以外にも今後、国連などを通した追加対北朝鮮支援が行われると予測している」と話した。
金昇鍊 srkim@donga.com