南北は平安北道龍川(ピョンアンブクト・ヨンチョン)駅での列車爆発事故の被害再建や被災者支援策について話し合うため、27日開城(ケソン)のザナムサン旅館で実務会談を開く。南北が自然災害と大型事故を助けるための「救護会談」を開くのは、1984年南側の洪水被害を北朝鮮側が支援するための会談が開かれて以来20年ぶりのことだ。
統一部の洪在亨(ホン・ジェヒョン)社会文化交流局長は26日ブリーフィングでこのように述べて、北朝鮮赤十字側が26日昼、板門店(パンムンジョム)連絡官接触に先立って南側に送った電話通知文を通じて、「南側の被害再建支援提案に感謝する」と伝えてきたと明らかにした。
洪局長はまた、「北側は支援品は陸路よりは船便で南浦(ナムポ)港に送ってくれと要請してきた。北側の意思を十分受け入れる」と述べた。
これを受け、大韓赤十字社は被災者のための緊急救護セット3000個、カップめん10万個、ミネラルウォーター1万本、毛布3000枚、運動服3000着、緊急医薬品72種など、計80万ドル相当の救護品を29日未明、仁川(インチョン)港を発つ船便で南浦港に運ぶ方針だ。南側の初救護品は30日午前中に南浦港に到着して、早ければ同日夜被害地域の龍川市に届けられるものとみられる。
一方、国会統一外交通商委員会は27日午後、丁世鉉(チョン・セヒョン)統一部長官を出席させた中で全体会議を開き、龍川駅列車爆発事故の被害実態と対北朝鮮支援計画に対する政府側の報告を聞くことにした。
金昇鍊 srkim@donga.com