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朴監督代行、パラグアイ戦は4バックで

Posted April. 27, 2004 23:16,   

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「災い転じて福となすの舞台になるだろうか」

韓国サッカー代表チームは28日午後7時、仁川(インチョン)文鶴(ムンハク)ワールドカップ(W杯)競技場で「南米の強豪」パラグアイを相手に危機脱出を図る。ウムベルト・コエリョ前監督の中途退陣後、初めての試験台となる今回の試合の意味は、単なる国際Aマッチをはるかに越えている。

今回来韓したパラグアイチームは1陣代表チーム。06ドイツW杯南米予選ではブラジルを抑えてアルゼンチンに次ぐ2位をマークしており、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング23位。歴代戦績でも韓国に1勝1引き分けとリードしている。

▲「コエリョ号」と何が変わるのか〓いきなり代表チームの舵取りを任せられた朴成華(ボク・スンファ、49)監督代行は雰囲気刷新のため、チーム陣容とポジションに変化を与えた。まず4バックシステムを再稼動させた。4バッグシステムはヒディンク元監督とコエリョ前監督が最初のうちに試みたものの、ままならないと3バックに切り替えた失敗作。最後尾の守備陣に4人の守備手を配置する4バッグシステムは、両ウイングバックのオーバーラッピング力と守備4人の完璧な呼吸がカギとなる。

4バッグシステムはプラットディフェンスを駆使するため、相手のスルーパスに、ともすれば空しく失点してしまう危機を迎えかねず、ウイングバックの攻守転換が早くなければプレーが駄目になりやすい。しかし、李栄杓(イ・ヨンピョ、アイントホーヘン)と宋鍾国(ソン・ジョングク、フェイエノールト)の加勢でウイングバックに「左」栄杓、「右」鍾国を投入できる朴監督は、思い切って4バックシステムを採用した。

朴監督はまた、「万能プレーヤー」の柳想鉄(ユ・サンチョル)を最前方攻撃ラインに配置して安貞桓(アン・ジョンファン、以上横浜F・マリノス)と2トップを作るようにした。柳想鉄がストライカーとして出るのはおよそ3年ぶりのこと。ここに両足を自由に使いこなす薛鐗鉉(ソル・ギヒョン、アンデルレヒト)が左の攻撃的MFに、李乙容(イ・ウルヨン、ソウル)と金南一(キム・ナムイル、全南)が並んで中央に布陣して「ダブルプレイメーカー」を引き受けるのも大きな変化。

▲罪滅ぼしの舞台?〓韓国チームはベスト11のうち、W杯ベスト4の主役が10人。選手たちは口を揃えて「コエリョ監督が辞任したのは私たちの責任だ。二度とこうしたことが起らないように最善を尽くす」と贖罪の念に駆られている。

代表チームの最年長である柳想鉄は、「これ以上つまらないプレーでファンをガッカリさせてはならない」と意気込んでおり、安貞桓は「パワーフルな攻撃サッカーをお見せする」と話した。李栄杓は「4バッグシステムも十分こなせる。欧州舞台で磨き上げた実力を最大限発揮したい」と覚悟を語った。



梁鍾久 yjongk@donga.com