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崔熙燮、6号本塁打で危機脱出

Posted April. 27, 2004 22:39,   

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レギュラーをはずされた恨みを痛快な一発に乗せて吹き飛ばした。

フロリダ・マーリンズが3−0でリードしていた1回1死。崔熙燮(チェ・ヒソプ、フロリダ、25)が打席に立った。前日、今季初めて2試合連続してスタメンからはずされ、危機意識を感じていたところ。

27日、1塁5番で先発出場した崔は、何とかしなければならない状況。しかも、試合場所は「投手の墓場」といわれるクアーズフィールド。標高1600mを越える高地に位置し、空気抵抗が弱く、通常より打球が飛ぶところから付けられたニックネームだ。

大きい一発が期待できる絶好のチャンスを逃すはずがない。崔熙燮はコロラド・ロッキーズの先発、右腕のスコット・エラートンが投げた2球目、球速142kmの真ん中高めの直球を思い切り振った。伸びた打球は右中間場外の412フィート(127.7m)地点に落ちた。16日、プエルトリコで行われたモントリオールとの遠征試合で2ランを放って以来、11日ぶりに味わう大型アーチだった。

崔熙燮は同日、クアーズフィールドで行われたコロラドとの遠征試合でソロ本塁打を含め3打数2安打1打点1得点をマークする活躍ぶりでチームを6−3の勝利に導いた。

シーズン6号目の本塁打を打ち、自己の月間最多本塁打記録も塗り替えた。従来の自己最多は昨年4月に記録した月5本。シーズン打率も今季最高の2割9分4厘まで引き上げた。

クアーズフィールドは昨年の4月27日にも左越えの2ランを放った場所。崔熙燮は現地特派員とのインタビューで「先の2ゲームに先発出場できなかったことで気がついたことがある。自分の打撃がどこか不安に見えたのではと思った。しっかりやれば、チャンスはまた生まれると信じていた」と話した。

守備でも崔は2回裏、スタンドに入るかと思われたファウルボールを落ち着いて捕球したほか、8回裏には遊撃手が逆動作で投げてワンバウンドにした球をうまくアウト処理した。



金鍾錫 kjs0123@donga.com