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[社説]鄭・朴会談、「民生」への第一歩を踏み出せ

[社説]鄭・朴会談、「民生」への第一歩を踏み出せ

Posted April. 29, 2004 22:35,   

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ヨルリン・ウリ党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)議長とハンナラ党の朴槿恵(パク・グンヘ)代表の会談が、来月3日に開かれる。総選後初の与野党党首会談であるため、国民の期待が大きい。これまでの不信と反目を取り除き、共生政治、民生政治への第一歩を踏み出す会談にならなければならない。

重要なことは、民生問題だ。経済発展と民生の安定のないいかなる改革も空虚なだけである。会談では、この点が繰り返し確認されなければならない。両代表も同じ認識を持っているというのなら、行動で見せてほしい。昨日の会談予備接触で浮かび上がった「経済、民生懸案を論議する政府与野党協議体」構成などの案は具体的な例になるだろう。

ウリ党が来月に開会する新しい国会で、優先的に処理する予定である約50の経済、民生法案の中には、ハンナラ党も賛成する法案が約30に至る。両代表が心を開いて膝を突き合わせるのなら、対話と妥協の新しいムードの中でこれらの法案を処理することができない理由はない。

総選挙で政治構図が大きく変わった。18年ぶりの「与大野小」となり、進歩勢力の議会進出で、与野党いずれも非常なアイデンティティの混乱を経験している。このような時であればあるほど、リーダーの役割が重要だ。党をまとめ上げながら、国政懸案に対しても丹念に解決策を打ち出していかなければならない。

両代表が果たしてそのようなリーダーシップを見せることができるのか。相互信頼の土台の上で意見の食い違いを解消し、代案を模索する包容力と交渉力があるのか。一角から反対の声が聞こえても自分が正しいと信じるなら、最後まで推し進める勇気があるのか。国民が今回の会談に注目するもう一つの理由だ。会談を成功させることで国民を安心させ、韓国政治に再び希望を抱かせることを願う。