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江南の非マンション住宅街、売買はめっきり

江南の非マンション住宅街、売買はめっきり

Posted May. 03, 2004 23:09,   

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最近、景気低迷と不動産市場規制などの煽りで、ソウル江南(カンナム)のマンション団地を除く地域(非マンション村)の住宅取引が、めっきり落ち込んだ。

瑞草区盤浦(ソチョグ・バンポ)4洞と方背(バンべ)洞、江南区の論峴(ノンヒョン)1、2洞と駅三(ヨクサム)洞、三成(サムソン)洞の中高級ビラ(Villa)と多世帯住宅の密集地域が、その代表的なケース。月貰(ウォルセ、月極めで借りる部屋の毎月の家賃)が、昨年の秋に比べ20%以上下落したほか、売買価格も昨年の10・29対策(03年10月29日に発表された、住宅市場安定に向けた総合対策)以降、安値が続くなど、売物が増える一方で、需要者は見当たらない状況だ。

▲閑散とした住宅街〓2日午後、ソウル瑞草区盤浦4洞のソレ村。仲介事務所の前には「売り急ぎー80坪ビラ、6億5000万ウォン」「60坪、月貰150万ウォン」などの貼り紙が並んでいた。半年前に比べ20〜30%以上安い価格だ。新築のビラや多世帯住宅の前にも「特価分譲」と書かれた貼り紙が、ずらりと並んでいた。

40〜60坪ビラの1坪当りの売買価格は800万〜1200万ウォン、60坪以上の高級ビラの相場は1500万ウォン台と、2〜3年前とたいして変わらない値段。月貰は、むしろ下落に転じて、600万〜1000万ウォン台の高級ビラは400万〜800万ウォン台に、150万〜200万ウォンで売買されていた中高級ビラは、100万〜150万ウォン台に下がった。

不動産会社センチュリー21KS公認の金(キム)スン代表は「周辺地域のビラ30〜40%の売買がなかったり、テナントが見つからず、空室のまま」だとして、「高速鉄道の開通以来、アルストム社の職員など、フランス人の多くが本国に戻ったのも影響している」と語った。

論峴洞や駅三洞も、事情は似通っている。論峴洞の場合、大学の周辺でしか見られない「保証金500万ウォンの月貰30万ウォン」という貸家の貼り紙も目についた。ビラも、1坪当たりの売買価格は1000万ウォン以下の物が多かった。

▲理由と展望〓専門家は、ここ1〜2年の間にビラや多世帯住宅が増えすぎたうえ、相対的に暮らしやすい高級マンション団地が増えたため、マンション以外の地域に対する需要が減ったものと分析している。また、景気の両極化により、月貰を払いきれない会社員たちが、江南を離れていることも理由のひとつと見ている。

地域的な原因もある。盤浦4洞は、主な居住者であったフランス人の多くが帰国したほか、論峴洞の多世帯地域は、バーなどの不景気により、サービス業に従事する女性たちが、部屋を明け渡すことが多くなったためだという。イェイル不動産のカン・ジョンウ課長は「現在、論峴洞一円のビラと多世帯住宅の空室率が20%近くになる」とし、「1人部屋を使っていた遊興飲食店の従業員が、この頃は2〜3人で借りるケースが多く、月貰が20%以上安くなった」と語った。

建設産業研究院の金ヒョナ研究員は「住商複合など、標準化した高級マンションの登場により、相対的に住宅街やビラの需要が減っているようだ」とし、「供給過剰と景気の両極化、不動産市場に対する規制などを総合的にみると、当分このような傾向が続き貸付金込みの競売物件も多く売りに出るだろう」と話した。



cij1999@donga.com