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エミネムとその取り巻き、またしても大騒ぎ

エミネムとその取り巻き、またしても大騒ぎ

Posted May. 06, 2004 23:11,   

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白人ラッパーのエミネム(Eminem)が15歳だった1990年、クラブで活動していた黒人5人と結成したヒプポップグループ「D12」がセカンドアルバム「D12 World」を発表した。

「D12」は、Dirty Dozenを意味する。メンバーは、エミネムをはじめ、プルーフ(Proof)、スウィフティー(Swifty)、ビザール(Bizzare)、クニバ(Kuniva)、コン・アーティス(Kon Artis)の6人。これらが自分をDozen(12人)と呼ぶ理由は、それぞれ分裂したアイデンティティ6人が集まったからだと説明する。Dirtyも、気持ち悪く、汚いことを与えるという意味でつけた。

アルバムには20曲が収まっている。初のシングル「マイバンド」(My Band)は、ロックグループでエミネムだけが注目を集めるのを風刺した歌で、今週のビルボードシングルチャート7位に上るほど、注目を集めている。米国でこの音盤は「Parental Advisory(親の指導が要請される)」表示をつけて発売された。

アルバムの後半部に収録された「グッドダイヤング」(Good Die Young)は、1998年銃撃を受けて死亡した前メンバーのバグズ(Bugz)を追悼した歌だ。「6インザモーニング」(6 in The Morning)、「ロイヤルティ」(Loyalty)は、「D12」ならではの力がうかがわれると評価されている。

韓国でこのセカンドアルバムは、罵声と行過ぎた表現で発売不可の判定を受けた。このうち、卑俗語などをろ過した「クリーンバージョン」は、映像物等級委員会で「青少年利用不可」判定を受けた。「クリーンバージョン」は、ラップが途切れる部分もある。01年発表された彼らの初アルバム「Devil趕s Night」も、韓国ではクリーンバージョンで発売された。



金善宇 sublime@donga.com