駐韓米大使「在韓米軍のイラク派兵、韓米間協議はなかった」

韓国のハーバード米大使は、ラムズフェルド米国防長官が「在韓米軍のイラク派兵を示唆した」との情報と関連して７日、「在韓米軍のイラク派兵問題をめぐって、韓国政府と協議したことはない」と述べた。

ハーバード米大使は同日、慶南（キョンナム）大が主催した「民主主義と外交政策」という特別講演に臨み、学生らとの質疑応答の過程で、このように明言した。

同大使は「万が一、そうした状況があっても、米政府は韓国の防衛・安保力が弱まらない範囲内で派兵を行うだろう」と付け加えた。また、米大使館の移転については「以前取りあげられていた数ヵ所の移転候補地が、様々な事情のため取りやめになった現在、キャンプ・コイナー（ソウル龍山区厚岩洞）の敷地について、韓国政府と協議中だ」と説明した。

姜正勳 manman@donga.com