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原油価格最高値を更新…一時40ドル超える

原油価格最高値を更新…一時40ドル超える

Posted May. 09, 2004 22:50,   

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国際原油価格が一時、1バーレル当り40ドルを超えるなど続伸している。

8日、韓国石油公社によると、7日に取引きされたWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の先物価格は、取引開始後一時、前日より0.68ドル高の40.05ドルまで急騰した後、上げ幅が鈍り、39.93ドルで引けた。

WTI先物価格は、湾岸戦争直前の1990年10月11日、1バーレル当り40.42ドルを記録して以来、40ドルを下回っていた。

また、7日にロンドンで取引きされた北海ブレント油の先物も、前日末比0.47ドル高の1バーレル=37.00ドルで取引を終えた。

現物も強含みを見せ、WTIは0.58ドル高の39.98ドルと、40ドル台寸前まで上昇し、ブレント油は0.27ドル高の37.24ドル、ドバイ油は前日より0.05ドル上げた34.58ドルで取引された。

同日の原油価格の高騰ぶりは、本格的な夏のバカンスシーズンを控え、米国のガソリン供給量が不足すると予想されているほか、イラクとサウジアラビアの原油施設に対するテロにより、石油の供給に影響が出るだろうとの懸念が広がったためと分析している。

一方、国際原油価格の高騰が続き、主な産油国が原油の増産を示唆している。

アラブ首長国連邦のアル・ナセリ石油長官は8日「現在、一日2350万バーレルに策定されてる生産クォーターを、見直すべきだ」と強調した。

また、オーマンのアル・ラムヒ石油長官も「原油価格が、1バーレル当り25〜30ドルで落着けば、産油国と消費国の何れにとってもためになるだろう」と述べたほか、イランの石油輸出国機構(OPEC)代表も「OPECが生産クォーターを拡大する場合、反対しない」ことを明らかにした。



洪權憙 高其呈  konihong@donga.com koh@donga.com