韓米連合軍司令部副司令官の申日淳(シン・イルスン、57、陸士26期)陸軍大将が8日午後11時45分ごろ、業務上横領の疑いで国防部検察団に身柄を拘束された。現役の陸軍大将が個人汚職の疑いで拘束されたのは創軍以来初めてのことだ。
軍検察団は同日午後8時40分ごろ、国防部高等軍事裁判所に逮捕令状を請求し、高等軍事裁判所は3時間にわたって令状実質審査と鉠永吉(チョ・ヨンギル)国防部長官の承認手続きを経て拘束令状を交付した。
軍検察団によれば、申容疑者は1999年11月から2年間、前線地域の3軍団長(中将)に在職中、部隊の公金や企業からの支援金など計1億2500万ウォン余りを知り合いのための慶弔費や贈り物代、他の将軍との食事費、家族レジャー費用などに転用した疑いが持たれている。また、連合軍司令部副司令官時代には部隊公金3300万ウォン余りを、在韓米軍や韓国軍関係者らとのゴルフ費用などに使った疑いも持たれている。
申容疑者は一部少額に対しては「不適切だった」と認めたが、ほとんどの疑惑内容に対しては「指揮と業務関連の支出だったので、法違反(横領)という事実を知らなかった」と話しているという。申容疑者はまた、「私によって軍の士気や名誉が失われてはいけない。違法だったら処罰を受ける」と話したという。
申容疑者は現在憲兵隊の留置施設ではなく、軍検察が別途用意した施設に収監されている。
崔虎元 bestiger@donga.com