ハンナラ党の朴槿恵(パク・グンヘ)代表が10日、決心したように与党に対する攻勢を始めた。朴代表が4・15総選挙後、与党を直接攻撃したのは今回が初めて。
朴代表は同日、党の常任運営委員会議で「ヨルリン・ウリ党が最大政党になったし、与党として経済持ち直しなどに主導的に取り組まなければならない立場なのに、どうしてこのようにするのか理解できない」と切り出した。
引き続き、朴代表は「今、緊急な課題は何と言っても低迷している内需を回復させて、失業者と信用不良者問題など国民生活と経済を立て直すことだ」とし「与党が一番先に処理しようとしているのが定期刊行物法と国家保安法改正だが、それも見直すべきだが、果してそれが大多数国民が願う最も至急な事なのか」と批判した。
また、朴代表は与党政策の優先順位が国民多数の利益ではなく、政派の利益に基盤をおいていると指摘した。「共生の政治」を強調してきた朴代表は、これまで与党に対する攻勢をなるべく控えてきた。
引き続き、朴代表は議論を呼んでいるイラク追加派兵問題について「国会で通過された原則は守らなければならない」と線を引いた。ただ「政府が野党に『このような問題がある』と論議を要請してくる場合、協議に応じることはできる」として、対話の余地を残しておいた。
一方、朴代表は同日から党の総務局、財政局などの業務報告を受けるなど、党事務局の業務にも本格的に取り組んだ。
鄭然旭 jyw11@donga.com