Go to contents

DMZで300基の旧石器遺跡発見 過去最大規模

DMZで300基の旧石器遺跡発見 過去最大規模

Posted May. 10, 2004 22:48,   

한국어

韓国と北朝鮮の軍事境界線にまたがる非武装地帯(DMZ)内にある京畿道漣川郡(キョンギド・ヨンチョングン)チュン面フェンサン里一帯から、高句麗の古墳と推定される300基あまりの墓と大規模な旧石器遺跡が発見された。

考古学者の崔茂蔵(チェ・ムジャン)建国(コングク)大教授と任孝宰(イム・ヒョジェ)ソウル大教授は10日、「最近、同地域住民の情報提供で現地調査した結果、今まで韓国地域で発掘されたもののうち最大規模の高句麗古墳群と、漣川郡全谷里(チョンゴクリ)より大きい大規模な旧石器遺跡が確認された」と発表した。フェンサン里一帯は一部居住民を除いては、一般人の立ち入りが規制されている軍事地域だ。

二人の教授はフェンサン里の谷間のあちこちで発見された多くの花崗片麻岩が、地表面に管をおいて封土を作った後、石を積み上げる典型的な高句麗積石封土墳様式だと発表した。崔教授は、「墓の築造時期は427年、平壌(ピョンヤン)遷都が行われた後の5世紀末〜6世紀初と推定される」と言った。

墓の周辺には高句麗様式が明らかな硬質土器の破片数十点が出土され、これら墓が高句麗古墳であるのを裏付けた。特に林教授は、「これら墓から壁画が発見される可能性もある」と述べた。

一方、高句麗古墳群から南の方に1kmほど離れた臨津江(イムジンカン)近くの7万坪の高麗人参畑では、旧石器時代の遺物が大量出土された。崔教授は、「ここで地表調査だけでも、旧石器時代の代表的遺物など前期中期旧石器遺物300点あまりが発見された」と発表した。全谷里旧石器遺跡を発掘したことのある鞖基同(ベ・キドン)漢陽(ハンヤン)大教授は、「1978年に発見された全谷里遺跡から今まで、地表調査と発掘調査を合わせて斧30点あまりが出土されたことと比べてみれば、フェンサン里遺跡の潜在的価値は非常に高い」と評価した。



權宰賢 confetti@donga.com