第17代国会の開院経費のうち、相当額が不必要なところに使われており、予算の無駄遣いだという風当たりが強まっている。
東亜(トンア)日報が10日、単独で入手した国会の「2004年の税入・税出予算各項目明細書」によると、開院の準備に向けて使われる経費は計15億8600万ウォンに上る。
このうち、国会議員会館の議員室299個全体の塗装およびクロス工事費用7億500万ウォンとカーペットの買い替え費用4億ウォンなど、13億ウォンが施設費として充てられたことがわかった。
また、国会議長公館の壁紙・塗装・床工事とカーテンの交代だけに1億2000万ウォンの施設費が割り当てられたことが確認された。
第17代国会の開院費用は、第16代と比べ、総額が3億2542万ウォン(25.9%)増えた。このうち、塗装・クロス工事とカーテンの入れ替えなど、施設費の増加分は2億8026万ウォン(27.5%)に上る。
議員の補佐官K氏は「正直言って塗装・クロス工事がまったく必要ないのに、4年ごとに決まって行っている。全体議員室に対する工事は、誰が見ても予算浪費だ」と指摘した。
これに対し、国会事務局側は「塗装・クロス工事は、国会の開院にあわせて4年に一度行うのが適当だと考えており、カーペットは15年ぶりに初めて換えている」と釈明した。
延世(ヨンセ)大学の金基正(キム・ギジョン・政治外交学部)教授は「国会が自ら使う予算を自分で組んでいるだけに、ほかのどの機関よりもモラルハザードを警戒べきだ」と指摘した。
李明鍵 朴民赫 gun43@donga.com mhpark@donga.com