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米軍、女性収容者に性的暴行

Posted May. 11, 2004 00:13,   

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イラクのアブグレイブ捕虜収容所で、米軍たちが女性収容者を暴行したという主張など、衝撃的な証言と写真が次々に飛び出した。

ブッシュ米大統領に続き、ブレア英首相も捕虜虐待に対して謝罪したが、非難世論は静まらない勢いだ。

捕虜虐待の影響で、北大西洋条約機構(NATO)加盟国はイラクへの兵力派遣に躊躇しており、負担を分散しようとしたブッシュ政府の構想に支障を来たす恐れがあるという指摘も出ている。

▲女性収容者への性的暴行まで〓時事週刊誌タイムの最新号(17日付)は、アブグレイブ収容所で銀行強奪の容疑で7ヵ月間抑留されていたモハマッド・ユニス・ハサンさんが、「イラク女性収容者たちを米軍看守たちが暴行した」と話したと伝えた。

ハサンさんは、自分の監房の向かいの廊下で、1人の米軍看守が女性収容者1人を周期的に暴行するのを直接目撃したと主張した。

起訴されたリンディー・イングランド上等兵が、全裸のイラク人男性捕虜の下半身を指している写真の当事者であるアル・アバディさんは、「私の下半身の辺りに誰かの唇が近づくのを感じた。私の顔の袋が取られた時、それが捕虜として一緒に収容された友人であることが分かった」と話した。

米週刊誌ニューヨーカーは10日、全裸のイラク人収容者が、両手を頭の後ろで縛られ、2匹のシェパードに怯え、恐怖でうずくまっている虐待シーンを新たに公開した。

▲英国は1年前から虐待を認知〓国際人権団体のアムネスティ・インタ−ナショナル(AI)は、昨年5月に英国防省に虐待の疑いが盛り込まれた文書を送ったのに続き、6月には国防省及び外務省関係者たちに会ったほか、7、10月にも関連文書と書簡を国防相に発送した」ことを明らかにした。

AIの主張は、英国首相室が8日、野党保守党から収容者虐待の事実をいつ知ったかを明らかにしろという要求に、「今年2月、国際赤十字社連盟の通告を受けて、関連措置を取った」と明らかにした時点と10ヵ月ほどの差がある。

ブレア首相は9日にフランスを訪れ、仏テレビ局「フランス3」とのインタビューで、「英国兵士に虐待されたすべての人に心からおわびする」と謝罪し、「このような行為は、受け入れることができず、関係者たちは軍法によって処罰する」と述べた。

一方NATOは、イラクで流血事態が続ているうえ、捕虜虐待事件まで起こったことで、派兵の日程を11月の米大統領選挙以降に延期する可能性が高いと、LAタイムスが9日付で伝えた。



異鎭 leej@donga.com