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韓国、イタリアに粘りの逆転勝利 女子バレーの五輪最終予選

韓国、イタリアに粘りの逆転勝利 女子バレーの五輪最終予選

Posted May. 12, 2004 22:26,   

한국어

韓国女子バレーボールが粘りと闘魂を世界に見せ付けた。

12日、日本東京メトロポリタン体育館で行われた2004アテネ五輪最終予選の韓国対イタリア戦。

前半の2セットを負けて敗色が強まった韓国は、以来3セット連続勝利の劇的な逆転勝ちでアテネ五輪進出チケットを事実上確保した。歴代戦績では19勝8敗でリードしているが、イタリア(世界ランキング4位)の戦力が急上昇した2000年以降では4連敗の後に収めた貴重な勝利だ。

試合はベテランたちが闘魂を燃やした一戦だった。金チョルヨン監督が当初代表チームへの合流を拒否していたベテランたちに、どうしてそんなに拘ったかを示すかのようにク・ミンジョン(31)、 張小燕 (チャン・ソヨン)、 姜惠美 (カン・ヘミ)、 崔光熙 (チェ・クァンヒ、いずれも30歳)ら30代ベテランは、ピンチからチームを救うなどチームの柱としての役割を全うした。

前日、世界ランク5位のロシア戦で燃焼した韓国代表は、第1、2セットでは鈍い動きを見せた。打点の高い強打を放つイタリアに相次ぎ失点を許し、第1セットを17対25で失った。第2セットではさらに無気力なプレーで10対25で敗れた。

第2セットの後半、セッターの金サニを外してベテランの姜惠美を投入し、反逆の契機を掴んだ韓国は、第3セットからベンチに控えていた崔光熙(22得点)を再び入れるなどク・ミンジョン、張小燕(9得点)ら30代4人を全員コートに投入する切り札を切った。そして戦略は成功した。

先輩の奮起にチョン・デヨン(19得点)、金セヨンら新人の攻撃力も蘇り、第3セットを25対17で勝つことで追い上げに始動をかけた。韓国の強力な攻撃に意表をつかれたイタリアの守備は揺るぎ、韓国は第4セットも25対18で取り、勝負を振り出しにもどした。

最後の第5セットで韓国はまた11対14で危機に陥った。しかし、韓国はチョン・デヨンの速攻と金ミジンのブロッキング、金サニのサーブエースで3連続得点に成功してジュースに持ち込み、最後に崔光熙の右側強打と張小燕の移動速攻により18対16で長い勝負に終止符を打った。

8ヵ国(アジア4カ国含む)がフルリーグを行う今大会で破竹の4連勝を果した韓国は、これで14日、日本との第5戦で勝利する場合、大会全体3位内またはアジア1位チームに与えられる五輪進出チケットを確保することになる。



金尙浩 hyangsan@donga.com