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ヨロヨロしている韓国人大リーガーたち

Posted May. 12, 2004 23:02,   

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二日連続してショックだ。

「国民打者」李承鎏(イ・スンヨブ、28、千葉ロッテマリーンズ)が2軍に降格させられたことに続いて、「核潜水艦」金柄賢(キム・ビョンヒョン、ボストン・レッドソックス)さえマイナーリーグ行きが決まった。

ボストン・レッドソックスは11日の試合で3と3分の1イニングの間、5安打6失点した金柄賢をマイナーリーグのトリプルAチームであるポータケット・レッドソックスに送ると発表した。さらに衝撃的なのはこれまで金柄賢を熱心にかばっていたボストンのセオ・エプスタイン団長が「先発に回したのが私の間違い」と認めたことだ。これは大リーグ唯一の潜水艦先発の金柄賢がこれから先発投手としての登板が難しいことを意味する。

エプスタイン団長は、「私が後ろ指を指されて当然だ。すべての非難を甘受する。私たちは彼を5先発に起用したが、この3回の先発で通じなかった」と話した。また、「金柄賢がかつての球威を回復したら、メジャーリーグで一番優れた投手になることができる」と信頼を見せたが、今年先発として帰ってくる可能性については「見守るしかない」と確実な答えを避けた。金柄賢は今シーズン先発登板した3試合で1勝1敗の平均自責6.17を記録した。

金柄賢だけでなく米国と日本のプロ野球で活躍している国内選手らがいま「総体的な危機」に陥っている。「長兄」格の朴賛浩(パク・チャンホ、テキサス・レンジャーズ)は1勝3敗と相変らず再起が不透明だ。テキサスは20勝12敗(勝率0.625)でア・リーグ西地区2位をキープして勢いに乗っているが、なかなか力を取り戻していない朴賛浩のため悩んでいる。地元マスコミの間ではブルペン降格説までささやかれており、13日のタンパベイ・デヴィルレイズ戦で威力的な姿を見せてくれなかったら、先発残留も危うくなりかねない。

昨季フルタイム先発に活躍した徐在応(ソ・ジェウン、ニューヨーク・メッツ)も1勝3敗で不安だ。指のケガがよく再発するのも心配。

崔熙燮(チェ・ヒソプ、フロリダ・マーリンズ)は9本塁打20打点をマークして、自分の役目を全うしているが、左腕の先発投手が登板すると、徹底的にスターティングから外されるジャック・マキオン監督の作戦のため、最近打撃感覚をきちんと身に付けずにいる。

日本の方に目を向ければ、さらにため息が止まらない。打撃不振の李承鎏と今季4敗の具臺晟(ク・デソン、オリックス・ブルーウェーブ)は2軍で訓練中だ。

海外派選手の中で、それでも目立つ活躍をしている選手が金善宇(キム・ソンウ、モントリオール・エクスポズ)だ。5先発の負傷のため、先発機会をつかんだ金善宇は2試合で2連勝を収めて善戦している。1998年米国へ渡って以来、これまでマイナーリーグを転々としながら苦労してきた金善宇は遅れてやってきた機会を逃がさないために歯を食いしばっている。



金相洙 ssoo@donga.com