2勝目への道は険しく遠かった。しかし、最後まであきらめなかった彼に、幸運の女神は微笑んだ。
「コリアン・エクスプレス」朴賛浩(パク・チャノ、テキサス・レンジャーズ、31)。13日、米トロピカーナ・フィールドで行われたタンパベイ・デビルレイズとの遠征試合に先発登板した朴賛浩は、7回を投げて2本塁打を含め7安打と2四球・1死球を与えて5失点したが、打線に支えられ、今季2勝目(3敗)を挙げた。
先月17日のシアトル戦以来26日ぶり、4試合目にして味わう勝利だった。103球を投げ、ストライクが60球で三振は5つ。防御率5.65。登板日程が何回も延期されたため体調調整に苦労し、しかも風邪気味だったが、試合後半まで球速150km以上の重量感ある直球を投げるなど、球威を取り戻していたのが勝因となった。危機の度に出た本塁打4本など、レンジャーズの打線も朴賛浩の肩の荷を軽くした。
朴賛浩は「フォーシーム・ファストボール中心のピッチングでテンポを早くしたのが功を奏した。7回までうまく締めくくることができてよかった」と話した。
朴賛浩は同日、「四球−本塁打」の悪循環を2回繰り返し、不安な滑り出しを見せた。0−0だった1回裏の2死、オーブリー・ハフに四球を与えた後、ティノ・マルティネスに2ランを浴び、4−2でリードした3回裏も1死2塁で四球に続いてまたハフに3点アーチを取られたのだ。最近4試合登板連続の被本塁打であり、今季7回目の先発登板で10本目の被本塁打(ア・リーグ被本塁打1位)。
レンジャーズがまた2点を取って6−5に再逆転した後の4回裏、朴賛浩は1死1、3塁の危機を迎えたが、併殺打を誘導してうまくさばいた。
気を取り直した朴賛浩は5回以降、4三振を奪うなど球速150kmを上回る直球で安定したプレーを見せ、追加失点なしで7回まで投げた後、マウンドを降りた。レンジャーズは接戦の末、9−8で勝った。
一方、フロリダ・マーリンズの崔熙燮(チェ・ヒソプ、25)はヒューストン・アストロズとの遠征試合で2日、連続3三振を喫した。5番で出場して3打数、無安打、1四球、3三振。
金鍾錫 kjs0123@donga.com