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検察での捜査、言語暴力がもっと怖い

Posted May. 18, 2004 22:30,   

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▲言語暴力は不変〓最近、宋光洙(ソン・グァンス)検察総長は「捜査慣行を見直す」とした。鄭夢憲(チョン・モンホン)現代峨山(ヒョンデ・アサン)取締役会会長と安相英(アン・サンス)釜山(プサン)市長、南相国(ナム・サングク)前大宇(テウ)建設社長に続き、朴泰栄(パク・テヨン)全羅南道(チョンラナムド)知事に至るまで、検察で捜査を受けた大物人士が相次いで自殺した後に出た発言だ。

これと関連して、取材に応じた容疑者らは「物理的な暴力はほとんど消えた」と話す。しかし、検事らの暴言と悪口などに対して怒りを現わす容疑者らは多かった。

昨年末、ソウル中央地検で捜査を受けた50代中盤のA氏は「30歳ぐらいに見える検事に3時間調べを受けながら聞いた一番柔らかな悪口は『犬××』だった。裁判所で有罪判決を受けることよりもっと傷つくことが机を蹴飛ばしたり、悪口と荒い言葉を言ったその検事の言動」と話した。

秘密資金事件と関連して最近検察で調べを受けたB氏は「調べる検事のうち、ナム某検事が印象的だったが、同検事は合理的でそれなりに根拠を持って調べているようだった」とし「他の検事らに対しては言いたくない」とした。

検事や捜査官らは暴力を振るってはいけないとは思っているが、言語暴力に対しては相対的に鈍感な方だった。最高検察庁のある捜査官は「殴ってけがをさせたわけでもないのに、なにが問題か」と話した。ソウル中央地検のある検事は「私たちが顧客と相談するように捜査を行うことはできないのではないか」と話した。

▲容疑者への圧迫〓容疑者らは言語暴力以上に深刻な問題が検察が家族や知り合いの弱点を握って自白を聞き出すことだと話した。

ある中堅検事は「春香(チュンヒャン)を高官の寝室に侍らせるためには、(春香のお母さんである)ウォルメを首かせにしなければならない」と話した。容疑者から自白を聞き出すために家族や周りの人の弱点を握って捜査に活かしているということを認める言葉だった。

また、検察内部の環境も問題だ。拘束された容疑者らが一番行きたがらない所の一つが検察の調べを受けるために待機する検察庁舍内の拘置監だ。

読書や運動ができる拘置所と違い、拘置監では紐に縛られたまま、調査の順番を待たなければならないため、収監者らの間で「監獄よりひどい所」で通っている。

検察の調査室も問題だ。特に最高検察庁の中央捜査部とソウル中央地検の一部調査室がそうだ。鄭会長と南前社長が調べを受けており、2002年ソウル中央地検の容疑者死亡事件が発生した所がまさにそこだ。こちらの共通点は大きくて重い鉄門があるという点だ。

最近、ソウル中央地検特捜部で調べを受けたある企業家は「鉄門がガチャンと閉まる瞬間『ここから出られないないのではないか』という感じがして、心理的にかなり萎縮した」と話した。法務部の関係者は「『鉄門捜査』の問題点に対して検討して、その存廃いかんを決める」と話した。