盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は18日「分裂を乗り越えることこそ、われわれに任されたもっとも大事な課題だ。これからは、言葉ではなく、実践で名実ともに統合の道に向かいたい」と強調した。
盧大統領は同日午前、光州(クァンジュ)の国立5・18墓地で開かれた第24周年光州民主化運動(5・18)の記念式典に出席し、「われわれは今も分裂による苦しみと危険から抜け出せずにおり、その意味で5・18はいまだに完結していない」として、このように述べた。
盧大統領はまた「第17代総選挙を通じて分裂の構図が少しは崩れかけているようだ。この新しい希望の芽を必ずや育てていき、融合と共存の時代を切り開くべきだ。お互い許し合い、和解して一つになろう。このため、心から謝り、許しを求め、苦しみと傷跡が栄光になるように、すべての国民が心をひとつに集めなければならない」と訴えた。
光州民主化運動の性格について、盧大統領は「5・18は、独裁に対する市民の抵抗でもあったが、一方では過去の軍事独裁政権が長期執権を図るため、全羅道(チョルラド)地域を差別し、国民を地域で二分化して分裂させた反逆的な犯罪行為に対する抵抗でもあった」と位置づけた。
金正勳 jnghn@donga.com