全国の不良債務者390万人の46.2%にあたる180万人が、不良債務者から解放され、通常の経済生活を営むことができる見込みだ。
バッドバンクの「ハンマウム金融」は19日、ソウル中区明洞(チュング・ミョンドン)所在の銀行会館で業務説明会を行い、「20日に公式業務をスタートするハンマウム金融に支援を申請できる対象者は、全国の不良債務者390万人のうち180万人だ」とし、「このうち111万人は、債務総額の元金3%をハンマウム金融に返済すれば、直ちに不良債務者から救済される」と語った。
残りの69万人は、ハンマウム金融に参加していない金融会社とハンマウム金融の両方から債務調整を受ければ、不良債務者から救済される。
ハンマウム金融の支援対象者180万人の債務総額は21兆ウォンで、すぐにも不良債務者から救済できる111万人の債務総額は13兆5000億ウォン。
ハンマウム金融は「債務元金の3%を先に返済した後、毎月元金を誠実に返済した場合、利子の全額減免も可能だ」としている。
▲申請対象は〓ハンマウム金融に参加した620の金融会社のうち、2社以上の金融会社に対して、今年3月10日現在で1ヵ月以上借金の返済が滞っており、そのうち1つ以上の借金が6ヵ月以上延滞していなければならない。また、債務元金が5000万ウォン未満でなければならない。
債務総額の元金には、延滞貸付だけでなく、通常の貸付まで含まれる。例えば、延滞貸付の元金が3000万ウォンで、通常貸付の元金が3000万ウォンだとすれば、貸付け総額の元金が5000万ウォンを超えるため、ハンマウム金融の支援は受けられない。
債務総額の元金には、消費者金融から借りた金額と税金の滞納額は、含まれない。
▲申請手続き〓直接インターネット(www.badbank.or.kr)で申し込むか、全国14ヵ所にある韓国資産管理公社の本社及び支店、または国民銀行の無収益債券(NPL)センター(全国6ヵ所)を訪問して申込むことができる。
インターネットやコールセンター(1588—3570、02—2193—0300)で、相談および窓口受付の予約を申込むこともできる。支援対象者の有無を確認するには、ハンマウム金融のホームページに接続して、自分の名前と住民番号を入力すれば、すぐに確認できる。
▲返済手続〓返済には、最長8年間、毎月同じ金額を分割して返済する元金均等分割型と、1年間の据置を経て、徐々に金額を増やしながら返済する漸増型分割返済の、2種類がある。
元金均等分割型は、元金の3%を前納金として収めた後、毎月約定した日に、指定口座に入金すれば良い。逓増型は、貸付約定の条件に基づき、据置負担金である元金の3%を含め、元金の6%を指定口座に収めれば、1年間元利金の返済が猶予され、2年目から約定した金額を返済すれば良い。
利回りは、いずれも年6%で、1年ずつ順次猶予され、満期まで元金を誠実に返済すれば、すべての利子が免除される。
▲不良債務者からの脱出〓前納金を収めれば、ハンマウム金融に参加した金融会社の口座から、不良債務者の記録が削除される。
協約を結んでいない金融会社に債務を負っている69万人は、当該金融会社の債務調整も共に受けなければならない。ハンマウム金融の関係者は「これらの債務者については、推薦書を作成して、当該金融会社が債務調整を行うように要請する方針」だと説明した。
しかし、ハンマウム金融の救済の後、3ヵ月以上延滞すれば、減免措置を受けた利子をすべて返済しなければならず、延滞が始まった時点から、元金残高の17%に当る高利の利子を負担しなければならない。
鞖克仁 申致泳 bae2150@donga.com higgledy@donga.com