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元国軍捕虜の脱北者、中国収容所で監禁

Posted May. 26, 2004 22:39,   

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元国軍捕虜であるシン氏(75)が今月初め、北朝鮮を脱出した後、中国公安に逮捕され、中国内収容所で3週間監禁されていることが26日、確認された。

韓国外交通商部(外交部)の関係者は同日、「中国政府とシン氏の処理問題を協議中だ。中国政府が元国軍捕虜に対する韓国国民の高い関心を十分理解しているだけに、シン氏は近いうちにソウルに来れるものと予想される」と発表した。

外交部と脱北者関連団体によると、シン氏は全羅南道霊光(チョルラブクド・ヨングァン)出身で、1946年に入隊し、韓国戦争当時、陸軍第8師団21連隊の中佐として服務していたところ北朝鮮に逮捕され連れて行かれた。

シン氏は北朝鮮を脱出する前から間接的に連絡を取り交わしていた韓国の弟と甥を、北朝鮮脱出直後、吉林省延吉で会ったが、その数日後、中国公安に捕まった。シン氏はその後、捕まった脱北者たちを北朝鮮に送り返すまでの待機所で使われる吉林省図們収容所に監禁された。弟と甥は韓国に戻った。

今まで元韓国軍捕虜のうち、北朝鮮を脱出または北朝鮮政府の送還決定などで生還した人は計35人だ。一方、外交部は、脱北者出身のチェ某氏(33・慶尚北道浦項)が26日、北朝鮮を脱出した自分の養女朴某ちゃん(12)など家族3人が今月9日に延吉で逮捕され、図們収容所に抑留されているとして釈放を訴えたことを伝えた一部報道について、「同事案は確認できなかった」と発表した。



金昇鍊 srkim@donga.com