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国際原油価格、またもや最高値 アジア株価一斉に下落

国際原油価格、またもや最高値 アジア株価一斉に下落

Posted June. 02, 2004 22:55,   

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中東地域の情勢不安で原油価格が再び史上最高値にまで上がった。原油価格の上昇で、韓国をはじめアジア各国の株価は一斉に下落した。

2日、韓国石油公社によると、1日(現地時間)米ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の現物は2.42ドル高の1バレル=42.36ドルで最高記録(5月24日41.78ドル)を8日ぶりに更新した。

ニューヨーク商品取引所で取引された先物(7月もの基準)も2.45ドル高の42.33ドルで引け、やはり史上最高値に跳ね上がった。同日の先物価格の上昇幅は昨年3月24日以来、1年2ヵ月ぶりにもっとも大きかった。

北海ブレント油の現物は1.70高の38.72ドル、ロンドン国際石油取引所の先物は2.50ドル高の39.08ドルでそれぞれ取引を終えた。中東産ドバイ油は0.39ドルあがった。

先週末にサウジアラビアで発生した人質テロ事件で石油供給に支障があるだろうとの懸念が広まり、原油価格は急騰する兆しを見せた。

国際原油価格の急騰が悪材として作用し、2日、ソウル証券市場の総合株価指数は一時800台を割り込む場面も見られたが、前日より11.38ポイント(1.39%)下落した804.39で取引を終えた。

日本の日経平均株価も0.48%安の1万1242円34銭で取引を終え、台湾の加権指数も1.85%下落するなどアジア株価が一斉に弱含みを見せた。

アジアン・ウォールストリート・ジャーナルは2日、「原油の大半を輸入しているアジア経済が原油高の最大の被害者」と報道した。

シティーグループも同日発表した「アジア経済の展望」の報告書で、「原油価格の急騰が中国の経済鈍化よりも、アジアにとってより深刻な脅威になっており、これは現在の景気回復を妨げる可能性もある」と分析した。

一方、サウジのナイミ石油相は1日、「石油輸出国機構(OPEC)は3日レバノンのベイルートで開かれる総会で1日平均250万バレルを増産する方策に合意する」と明らかにした。



高其呈 朴湧 koh@donga.com parky@donga.com