国際原油価格が大幅に下落した。
3日、韓国石油公社が発表したところによると、2日(以下現地時間)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)現物は、史上最高値だった前日より2.49ドル安の1バレル=39.87ドルで取り引きを終えた。同日の下落幅は昨年3月18日(3.26ドル)以来、最も大きかった。
ニューヨーク商品取引所(NYMEX)で取り引きされた7月引き渡し分先物も2.37ドルが落ちた39.96ドルで取り引きを終え、1日ぶりに40ドルを割った。
北海ブレント油現物は0.51ドル下落した38.21ドル、先物は2.22ドル落ちた36.86ドルを記録した。
中東産ドバイ油は、シンガポールが休日だったので取り引きはなかった。
同日の原油価格急落は、米国の石油在庫高が増えると予想されるうえ、石油輸出国機構(OPEC)の増産決定が確実視されることから、差益実現売り物が大挙出されたためだと分析された。
石油公社は「投資者たちがテロに対する不安感より需給側面を重視する方へと回っているので、OPECの石油増産可能性が油価に反映された」と分析した。
OPECは3日、レバノン・ベイルトで総会を開いて、1日の産油量をどれぐらい増やすかを論議した。OPEC総会の結果は、韓国時間で3日夕方に公開される予定だ。
高其呈 koh@donga.com