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世代交代、韓国サッカーの生きる道

Posted June. 06, 2004 22:48,   

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「兄に勝る弟」

韓国サッカーの世代交代の可能性が開かれた。5日、大邱(テグ)ワールドカップ(W杯)競技場で行われた02韓日W杯2周年記念トルコとの評価試合第2戦。朴成華(パク・ソンファ)韓国サッカー代表チーム監督代行は、GK金永光(キム・ヨングァン)をはじめ、曹宰榛(チョ・ジェジン)、金斗鍱(キム・ドゥヒョン)、金東進(キム・ドンジン)、朴珍燮(パク・ジンソプ)、金致坤(キム・チゴン)らの五輪代表9名を先発投入する強気の攻めで2—1の逆転勝ちを導いた。

02W杯メンバーの中で柳想鉄(ユ・サンチョル)と金南一(キム・ナムイル)だけがスターティングでプレーした。第1戦でプレーした薛鐗鉉(ソル・ギヒョン)と宋鐘国(ソン・ジョングク)、李乙容(イ・ウルヨン)、GK李雲在(イ・ウンジェ)らは90分間ベンチを暖めた。

韓国は「若い血」の活躍に支えられて、3月31日モルディブとのドイツW杯2次予選引き分け以来のうっ積した無得点行進を4試合ぶりに断ち切った。トルコとの歴代戦績では1引き分け4敗からの初勝利。

血気旺盛な若い選手たちはミッドフィールドから強いプレスを加えて国際サッカー連盟(FIFA)ランキング7位のトルコに全然引けをとらない試合を繰り広げた。パスミス、試合運営のまずさや守備不安も多少見えたものの、「02W杯の太極戦士」らが柱となった2日の第1戦(0—1)の無気力なプレーと比べると様変わりした。

許丁茂(ホ・ジョンム)大韓サッカー協会技術委員会副委員長は、「はじめから強く相手を圧迫したのが功を奏した。若い選手たちの意慾的で闘志溢れるプレーが見ていてもすがすがしかった」と話した。

金ジュソン前協会技術委員は、「若い選手を中心にチームを構成して対等な試合を展開したことで、既存選手たちには危機意識を与え、新人らには代表チーム主戦確保に対する動機誘発を呼び起こした意味深い試合だった」と評価した。

後半に入れ替え投入された安貞桓(アン・ジョンファン)と崔眞迵(チェ・ジンチョル)のプレーが1戦の時よりはるかに積極的になったのも、五輪代表選手らの活発なプレーに刺激されたためと分析される。朴成華監督代行も9日、「ベトナムとのW杯予選(大田W杯競技場)では従来の代表チーム選手を主に起用するが、体の調子が良くない選手は思いきって外し、若い選手を投入する」とし、あえて有名な選手に拘らないという考えを示しているのも同じ理由からだ。

02W杯「4強神話」以後果てしなく墜落した韓国サッカー。トルコとの第2戦は無限競争を通じた「若い血の輸血」だけが韓国サッカーが生き残る道であることを改めて見せつけている。



梁鍾久  yjongk@donga.com