ロナルド・レーガン元米大統領が5日午後、カリフォルニア州ロサンゼルス・ベルエアーの自宅で、93歳の人生を閉じた。未亡人のナンシー夫人は声明を通じて「1994年から10年間にわたって、アルツハイマー病を病んできたレーガン元大統領が、肺炎の合併症で亡くなった」と発表した。
同日、首都ワシントンをはじめ米全域では、弔旗が掲揚され、全世界で同氏の死を哀悼する声明が相次いで発表された。ノルマンディ上陸作戦60周年を記念する式典に出席するため、フランスを訪問中だったブッシュ大統領は、パリでナンシー・レーガン未亡人と通話した後、「一人の偉大なるアメリカ人の一生が終わった」とし「レーガン元大統領は、同氏の偉大さのため、米国の尊敬を受け、同氏の善良さのため愛された」と哀悼の意を表した。
レーガン元大統領は、81〜89年の大統領在任時代△旧ソ連・東欧共産主義体制の崩壊や△(冷戦時代で)自由陣営の勝利に、決定的に寄与した人物と評価されている。葬儀は11日、ワシントンで国葬で行われ、遺体はカリフォルニアにある「レーガン博物館」に安置される予定だ。
權順澤 maypole@donga.com