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鉠秀美主役の「リゴルレット」

Posted June. 15, 2004 23:47,   

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ソプラノの鉠秀美(チョ・スミ・41)が、はじめて国内オペラ舞台に立つ。彼をニューヨークのメトロポリタンのオペラ主役のスターに作ったベルディー「リゴルレット」のジルダ役だ。さらに、「この時代最高のリゴルレット」と呼ばれ、メトロポリタンとミラノのラースカラー、ロンドンのコべントガーデンなど、トップ舞台でベルディー専門歌手として活動してきた世界的な巨匠バリトンであるレオ・ヌッチ(62)も、リゴルレット役で加わる。世宗(セジョン)文化会館は、イタリアのボロニャオペラ劇場の舞台と衣装、照明までそのまま移し込んで製作するなど、「リゴルレット」の演出も見所だ。7月23〜28日(26日除外)午後7時半、世宗文化会館の大劇場。

「鉠秀美氏が、国内のオペラ舞台に初めてだって。」と首をひねる人もあるようだ。ところが、鉠氏がこれまでオペラ・アリアのコンサートからクロスオーバー公演まで、数多くの舞台を経てきたが、国内のオペラ舞台の出演だけはずっと断ってきた。メトロポリタンでヌッチ氏と「リゴルレット」に一緒に出演したこともある鉠氏は、今回の出演に対し「ボロニャオペラ劇場のプロダクションにヌッチが加わる舞台なら、どうしてもやりたい」と快く受け入れたものという。

今回の公演は、23、25、28日の出演陣(Aチーム)と24、27日の出演陣(Bチーム)が違って構成される。鉠氏とニッチ氏は、ならんでAチームに属する。Bチームには、バリトンの高聖賢(コ・ソンヒョン)というビッグカードがある。98年、ヨーロッパ舞台に進出して活動してきた彼は、最近韓国オペラ団のドニゼッティ曲「ランメルモールのルチア」に出演し、「レオ・ヌッチも一目置くような強力な声量の大砲だ」と大賛辞を受けた。

高氏と呼吸を合わせるBチームのソプラノは、ノルウェー出身のエリザベト・ノルベリシュルツ。彼も、デカ社で発売されたへるベロト・ブルムシュデット指揮のブラームス「ドイツレキエム」アルバムにソリストとして参加し、褒めちぎられた重量級ソプラノだ。アリア「女性の心(La donna e mobile)」の有名なマントバ孔雀役のテナーも、一応名声においてはBチームのテナーロベルト・サカが、Aチームのテナー・アキレス・マカードより高い。サカは最近、イタリアの「フェニーチェ」歌劇場の再会館演奏会に出演し、大賛辞を受けており、この劇場の再会館舞台であるベルディ「ラ・トラヴィアータ」出演も予定されている。

指揮は、「ラフェニチェ」劇場も、ヒュスタングランドオペラなどの音楽監督を務めたユーゴスラビア出身のビエコスラフ・ステーが担当する。4万〜30万ウォン。

02-399-1114∼7、1588-7890



劉潤鐘 gustav@donga.com