Go to contents

「17歳のヤング・ガン」、五輪金メダルを狙う新たな星

「17歳のヤング・ガン」、五輪金メダルを狙う新たな星

Posted June. 17, 2004 22:19,   

한국어

韓国射撃に新たな星が生まれた。

「怖いもの知らずの10代」、チョン・ミンホ(17、慶北体高2年生)。8月のアテネ五輪を控えて急上昇中だ。このペースなら、五輪での金メダルも問題ないだろう。

17日、イタリアのミラノで行われた国際射撃連盟(ISSF)ミラノW杯男子10m空気小銃。チョン・ミンホは、598点で本戦を1位で進み、決戦で103.6点を追加、合計701.6点で金メダルを取った。2位は698.6点のセルゲイ・コバレンコ(ロシア)。

4月のアテネW杯(プレオリンピック)の優勝に続き、韓国選手としては史上初のW杯2連勝。当時チョン・ミンホは、本戦で599点を獲得し、世界ジュニア新記録を出し、スポットライトを浴びた。

両大会は、世界の有名射撃手が多く出場した、アテネ五輪の前哨戦だったため、チョン・ミンホの存在を知らしめるのに十分だった。とりわけ世界ランキング1位で、W杯で7回も優勝した最強のヨジェフ・コンチ(スロバキア)は、アテネの銀メダルに次いでこの日銅メダルを取り、チョン・ミンホに2連敗。

チョン・ミンホは、ヨ・カプスン、カン・チョヒョンに続いて韓国射撃の高校生スターの系譜を継ぐ主役。ヨ・カプスンは、ソウル体高時代、92年のバルセロナ五輪で金メダルを取り、カン・チョヒョンは、ユソン高校3年生の時だった00年に、シドニー五輪で銀メダルを首にかけた。

アテネ五輪では、男子空気小銃は初盤の8月16日に行われるため、韓国最初の金メダルになると大きな期待が寄せられている。

慶北(キョンブク)体育中学1年生の時の00年に、射撃コーチである母親の友人の勧めで射撃を始めたチョン・ミンホは、4月の鳳凰旗全国射撃大会(五輪代表4次先発戦)で国内射撃史上初めて600点満点を出し、注目を集めた。こうした活躍で、先輩を押しのけて先発戦1位にあがり、1984年ロス五輪のイ・ウンチョル以来、男子高校生としては2番目に五輪の代表選手に選ばれた。幼いながらも動揺しない大胆さと驚くべき集中力を備え、生まれながらのスーパー射撃手という評価を得ている。

一方、代表先発戦で二度も満点を記録したチョ・ウンヨン(蔚珍郡庁)は、女子10m空気小銃の決戦で合計501点で銅メダルを取った。



金鍾錫  kjs0123@donga.com