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韓国軍撤退しなければ人質殺害 イラク武装集団が警告

韓国軍撤退しなければ人質殺害 イラク武装集団が警告

Posted June. 21, 2004 22:42,   

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イラクの武装集団が、米軍部隊に物資を納品する韓国の貿易会社「カナ貿易」の社員金鮮一(キム・ソンイル、33)氏を拉致し、「韓国軍が撤退しなければ処刑する」と警告した。

武装集団「シマヤ・アタウヒード・ワル・ジハード(一致と聖戦のための盾)」はカタールの衛星テレビ局アルジャジーラに送りつけたビデオテープを通じて、韓国軍の徐煕・済馬(ソヒ・チェマ)部隊の撤退と追加派兵中止を要求し、これに応じなければ24時間以内に金氏を殺害すると警告した。

アルジャジーラは20日、「どうかここから撤退してくれ。私は死にたくない」と泣きながら訴える金氏の姿を放映した。アルジャジーラはこのビデオテープが発送人不明のまま、バグダッドの事務所に届いたと明らかにした。

2分ほどのテープの中で、金氏は立ったまま手を振り乱し、「私の命は重要だ」と叫び、続いて、膝をついた金氏の後ろに立つ覆面のテロリスト3人が「我々の土地から部隊を撤退し、追加の兵力を送るな。さもなければ、彼の首を送る」という内容の声明を読みあげた。

さらに、犯行グループは次の日没(現地時間)までの24時間の時限を提示した。韓国とイラクの時差は5時間のため、韓国時間では22日早朝が金氏の生命の重大な峠になると見られる。

この武装集団は5月、イラクで米国人ニック・バーグ氏を殺害するなど数件のテロを主導していることが分かっている。

カナ貿易の金チュンホ社長は「イラク人社員をパルージャに送り、解放のための交渉をしているが『金氏は安全にいる』という返信をもらった」とし、「金氏はヨーロッパ人記者と警護会社の職員など他の人質10数人と共にいる」と話した。

金社長は「17日、金氏がバグダッドから200km離れた米軍リブジ(RIBGEE)キャンプに出張に行ったが帰ってこないので確認した結果、同行のイラク人職員1人と共に拉致されたという事実を知った」と付け加えた。



異鎭 leej@donga.com