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金鮮一氏殺害…遺体を確認

Posted June. 23, 2004 11:39,   

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17日拉致されたカナ貿易の金鮮一(キム・ソンイル、34)氏が拉致されて5日目の22日死亡したことが確認された。

外交通商部の申鳳吉(シン・ボンギル)スポークスマンは23日午前2時(韓国時間)、「22日午後10時20分(現地時間午後5時20分)金氏がイラク・バグダッドからファルージャ方向の35km地点で死亡して捨てられていることを米軍が発見し、韓国大使館へ通報してきた」と明らかにした。

申スポークスマンは、「米軍政府が電子メールで送ってきた死亡者の写真を確認した結果、死亡者は金氏であると見られる」と述べた。外交部はしかし、金氏がいつ死亡したかについては発表しなかった。

外交部はイラク・バグダッド駐在韓国大使館の領事とカナ貿易の金チョンホ社長が遺体を直接確認するため現場へ移動したと明らかにした。

一方、アラブ係衛星放送局のアルジャジーラも金氏が処刑されたと、22日(現地時間)報道した。アルジャジーラは金氏の処刑を知らせるビデオテープを受け取ったとし、アルカエダと関連のある武装勢力「アルタウヒード・ワジハード(唯一神と聖戦)」が金氏を処刑したと報じた。

国家安全保障会議(NSC)は死亡消息を接した直後の23日午前2時、常任委員会を緊急召集して対策作りに乗り出した。しかし、政府は金氏死亡という「最悪の事態」にもかかわらず、一応イラク追加派兵という原則に変わりはないという方針を再確認した。

これに先立って22日午後ひと時、金氏が生存しており、釈放交渉が進行中という説が出回って、生還の可能性が提起されたこともあった。しかし、イラク武装勢力が韓国のイラク追加派兵を問題視して金氏を殺害したことで、派兵をめぐる議論はさらに激しくなる見通しだ。

ホワイトハウスのスコット・マクレラン報道官は金氏殺害消息が伝えられると、「その消息は聞くにも恐ろしいことだ。人質殺害はどんな名分でも正当化されない」と強く非難した。同報道官はまた、「今回の事件はテロ集団の野蛮性を鮮明に見せ付けるもの」と指摘した。



金昇鍊 權順澤 srkim@donga.com maypole@donga.com