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全国に広がる金鮮一氏追慕熱気

Posted June. 23, 2004 22:45,   

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イラク武将勢力に拉致された金鮮一(キム・ソンイル)氏が殺害されたという知らせが伝えられた23日、金氏の無残な死を哀悼する追慕の熱気が全国に広がった。また、派兵反対を要求してきた市民団体は追加派兵撤回を求める大規模なロウソク集会を開催した。

▲哀悼の波〓金氏が卒業した韓国外国語大学は同日、ソウルと龍仁(ヨンイン)キャンパスに金氏の焼香所を設置して、安秉萬(アン・ビョンマン)総長名義の手向けの花と弔慰金を、金氏の釜山(プサン)の自宅に送って慰労の意を伝えた。ソウル光化門(クァンファンムン)教保(キョボ)文庫前にも臨時焼香所が設けられた。

金氏を追慕する雰囲気はインターネットでもっと熱かった。ポータルサイト「Daum」には同日、金氏を追慕するカフェーがあっという間に30余りができ、「サイワールド」の掲示板にも時間当り7000〜8000の追慕文が書き込まれた。

また、インターネット・メッセンジャーを使うネチズンたちは、「女子中学生装甲車死亡事件」と「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領弾劾事件」当時登場した「▶◀」という謹弔リボンを対話名の前につけることで金氏の死亡を追慕した。「金鮮一氏の遺体が韓国へ送還される日に合わせて3日間黒い服を着よう」(ID:オペラコミク)という提案が上がったりした。

▲高まる「派兵反対」の声〓参与連帯など365の市民団体で構成された「イラク派兵反対非常国民行動」は同日午前、国会で記者会見を行ない、イラク追加派兵中止および再検討の決議案を国会に提出した。

国民行動は同日、光化門教保文庫前で約2000人が参加した中でロウソク集会を開き、「第2、第3の悲劇を防ぐため、大統領は国民の前で謝罪し、派兵決定を直ちに撤回しろ」と要求した。国民行動は26日には全国各地で汎国民追慕大会を開催する計画だ。

とくに参与連帯は金氏が拉致された時点が先月末で、韓国大使館もすでに知っていたという疑惑について、「政府は疑惑を解明しろ」とし、「国会は金氏拉致事実の隠ぺい疑惑に対する真相を徹底的に糾明するため聴聞会を開くべきだ」と主張した。

経済正義実践市民連合は、「拉致グループが24時間以内の派兵撤回を条件に殺害脅威を加える緊急な状況で、政府の初めての反応が派兵決議を再確認することだったことは嘆かわしいことだ。(金氏)殺害に対する政府の責任を問わざるを得ない」と指摘した。

平和人権連帯、「民主社会のための弁護士の集まり」など20余りの人権・市民団体と韓国民族芸術人総連合(理事長・黄皙暎)も同日、イラク追加派兵の即刻の撤回とすでに派兵されている徐煕(ソヒ)・済馬(チェマ)部隊の撤退などを主張した。

一方、北核阻止市民連帯、自由市民連帯など保守団体は、「派兵撤回はテロ犯の脅迫に屈すること」とし、「残虐非道なテロ勢力を地球の果てまで追跡して戒めなければならない」と主張した。



兪載東 needjung@donga.com jarrett@donga.com