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「氷の輪」究明されるか…きょう土星探査船が軌道進入

「氷の輪」究明されるか…きょう土星探査船が軌道進入

Posted June. 30, 2004 22:16,   

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米航空宇宙局(NASA)が打ち上げた土星探査船カッシーニが7月1日午前11時11分(韓国時間)土星の軌道に進む。1997年10月15日地球を発った後、約6年8ヵ月にわたる旅行のすえ、太陽系の6番目の恒星、土星に至った。カッシーニは、軌道に進入した後、午前11時36分から、96分間にわたって逆推進ロケットを噴射し、スピードを下げながら、土星の輪を通過する。

そのとき、カッシーニは2台のカメラで土星の輪を撮影する。ちょうどその瞬間、33億ドル(約3800億円)が投資されたカッシーニの運命が左右される。スピードが落ちなければ、土星と正面衝突したり、あっという間に土星の輪を通り過ぎてしまうかもしれない。無事軌道に進入しても、無数の氷と岩の粒子からなる土星の輪のなかで衝突する危険は残る。

カッシーニは、輪を通過すれば、土星の衛星の一つであるタイタンに接近し、探査船をタイタンに落とす予定だ。タイタンは、土星の31の衛星のうち、唯一大気を持っている。カッシーニはすでに、土星の1日(自転周期)が10時間45分45秒、という新しい事実を知らせてきた。1980年と81年、ボイジャー1、2号が測定したものより6分短い。

NASAは、また、カッシーニが土星の新しい衛星を発見できるものと期待している。探査船の名前は、1675年、土星の7(A〜G)の輪のうち、AとBの間(カッシーニの空げき)を発見したイタリア天文学者、カッシーニの名前から取ったもの。



異鎭 leej@donga.com