Go to contents

徳寿情報高が逆転勝

Posted July. 01, 2004 22:47,   

한국어

「逆転、再逆転、また逆転…」

第58回黄金獅子旗高校野球大会(東亜日報社・大韓野球協会共同主催)決勝戦への道は遠くて険しかった。3回の逆転と1回の同点が行われた大会最高の名勝負。「最後の勝者」は徳寿(トクス)情報高だった。

8回まで9−9同点の血闘。勝負は9回の表に決まった。

2死2塁で、徳寿情報高のトップ打者、ソン・ジョンフンの打ったボールが右側スタンドにささる瞬間、1塁側にいた1000人あまりの徳寿情報高応援団はぱっと立ち上がり、両手を持ち上げた。決勝2点打。

天安北一(チョンアンブクイル)高選手たちは言葉をなくし、意気揚々としたソン・ジョンフンは拳を握りながら歓声をあげた。

徳寿情報高が1日、東大門(トンデムン)球場で行われた準決勝戦で、ドラマチックな逆転勝負のあげく、昨年度準優勝チームである天安北一高を12−9で倒して、1996年以後8年ぶりに黄金獅子旗決勝に進出した。

反面、高校野球最強のマウンドを誇る天安北一高は、今年度大統領盃準決勝戦に続き、またも徳寿情報高に足を引っ張られ、涙を飲んでしまった。

試合開始とともに熾烈な接戦が繰り広げられ、観衆は一瞬も席を外すことができなかった。

徳寿情報高が1回、先取点を得たが、天安北一高はすぐに1回の裏、1死満塁でユ・ウォンサンのタイムリーヒットと四球、犠牲フライで、3−1に簡単に逆転。

2−3で負けていた徳寿情報高が5回、ヒョン・スンミンが2点打などを打ち、5−3に逆転させると、天安北一高は4−5で負けていた6回、チャン・ジフンの2点本塁打などで4点を獲得して、8−5でまた逆転に成功した。

大型スターはいないものの、機動力と組織力、根性で一塊になった徳寿情報高は、7回から逆転ドラマを繰り広げた。

5−8で負けていた7回、ソン・ホインの2点本塁打で7−8。7回の裏、1点を許したが、8回、2死満塁で、ファン・インソクの2打点のタイムリーヒットでとうとう9−9同点を作ったのだ。

1993年から1996年まで、4年連続決勝に上がるなど、黄金獅子旗に特に強い徳寿情報高は、大会通算3回目の優勝を狙うことになった。



金相洙 金鍾錫 ssoo@donga.com kjs0123@donga.com